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都道府県別に50音順 (法人名は除く病医院名)

神奈川県 横浜市鶴見区

医療法人社団

片山整形外科記念病院

院長 片山國昭


 TEL:045-581-7137    詳細はこちら

京都府 京都市左京区

医療法人順和会

京都下鴨病院

院長 山下文治

 TEL:075-781-1158    詳細はこちら

京都府 京都市左京区

医療法人寿尚会

洛陽病院

理事長 奥村秀雄


 TEL:075-781-7151    詳細はこちら




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新「名医」の最新治療2011
 

進化する現代の人工関節について、佐賀大学整形外科教授の馬渡正明先生と坂下厚生総合病院整形外科部長の菊地忠志先生に特別寄稿をいただいた。

人工股関節置換術

痛みを軽減しQOL向上につなげる

欧米で開発された人工関節も今や日本でも一般的な治療法となり、毎年10万人を超える方々が手術を受けています。高齢化に伴いその数は増加の一途であり、最近では90歳を超えた方にも手術をする機会が増えています。

股関節を痛める原因はさまざまですが、主なものは関節表面の軟骨が擦り切れる変形性股関節症です。股関節表面の軟骨が擦り切れると、軟骨の下にある骨が直接擦れ合うことになり強い痛みを生じるようになります。最初は歩行時だけ痛かったのが、休んでいても痛みが出るようになります。最終的には痛み止めも効かなくなり、立つことさえ困難になることもあります。当然仕事もままならなくなり、日常生活動作さえ困難になります。また旅行やショッピング、ゴルフなどの趣味やスポーツができないことが大きなストレスとなります。このような事態になれば、人工股関節置換術の対象となります。人工股関節により痛みが軽減し、自分の足で歩くことでQOL(生活の質)向上の第一歩となります。そのため、多くの患者さんにとってこの治療法が福音となっていることは間違いのない事実です。

耐久性が向上し進化する人工関節

人工関節の宿命として、動く部分には必ず磨耗が生じます。また磨耗による微細な粒子(磨耗粉)による骨の融解がおこり、人工関節がゆるむことが知られています。以前のものと比べて最近の素材は磨耗しにくい構造となっており、20年程度の耐久性はあるものと思われます。この磨耗粉を減らし、骨融解を抑えるような素材も開発中であり、さらに良好な耐久性のある素材の応用が期待されています。また最近では骨粗しょう症のある骨に対応する人工関節も臨床応用されており、高齢化を迎えた時代に適した人工関節が今後も研究開発されていくと思います。

【特別寄稿】

馬渡 正明(まわたり まさあき)

佐賀大学整形外科教授

人工膝関節置換術

つらい膝の痛みを改善する

人工膝関節置換術は、主に変形性膝関節症と関節リウマチの患者さんに対して、膝の強い痛みのために歩行障害が生じた場合に行われます。人工膝関節の改良と手術方法の進歩により、手術成績は向上しています。重篤な合併症がなければ、80歳代後半の患者さんにも行われます。手術は国内で年間約7万件行われており、年々増加傾向にあります。

本手術により膝痛は大幅に改善します。膝痛で日常生活動作が著しく制限されていた方でも、手術後には旅行、家庭菜園やゲートボールができるようになるなど、生活の質にも大きく影響します。

膝痛のために、自宅にこもりがちで消極的だった方も、手術により活発に動けるようになると、精神的にも前向きになれることが少なくありません。人工膝関節置換術は、身体的老化の予防のみならず、精神的な老化を防ぐ意味でも有効な手術といえます。

近年、人工関節の改良と手術方法の進歩に伴い、人工関節の耐久性が向上しています。私の手術した患者さんは、手術後に長時間農作業をする方が少なくありません。それでも手術後10年経過した患者さんで再置換術を要した方はわずかです。万一、人工関節の破損やゆるみのために再置換術が必要になっても、定期受診をしている患者さんであれば、重症にならず再置換術も容易であり、早期の社会復帰が可能です。

まずは治療経験が豊富な医師へ相談を

人工膝関節置換術は年々普及してきています。しかし、近くに治療を行う医師がいなかったり、身近に手術を受けた方がいない場合、本手術がどれだけ有効であるか知る機会がありません。手術の必要性があるにもかかわらず、手術機会に恵まれず歩行困難になっている患者さんがまだまだたくさんいます。まずは、治療経験が豊富な膝の治療を行う医師を探し受診することをおすすめします。

【特別寄稿】

菊地 忠志(きくち ただし)

坂下厚生総合病院整形外科部長


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