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新「名医」の最新治療2011
 

大動脈瘤のステントグラフト治療とは

胸部や腹部の血管が膨らむ大動脈瘤は、動脈硬化によって血管壁が脆くなり、痛みなどの自覚症状がないまま、やがて血圧に耐えきれず破裂し大出血となる危険な病気です。破裂を予防するために、これまでは外科手術による治療が行われてきました。そうした中、最近では「ステントグラフト」という血管内治療の新技術が登場し、別名"切らない手術"といわれ急速に普及しています。

動脈瘤を内側から支えて破裂を防ぐ

ステントグラフトは人工血管にバネ状の金属を付けたもので、これをカテーテルという細い管の尖端に込めておき、動脈瘤の位置で押し出します。人工血管はバネと患者さんの血圧によって動脈の内側に張り付けられるので、手術によって縫い付ける必要がありません。これで動脈瘤には血圧がかからず破裂を防ぐことができるのです。

入院期間が短く、日常生活に早期復帰

この治療はカテーテルを脚の付け根にある動脈から挿入するだけで、外科手術のように胸部や腹部を大きく切り開くことはありません。体への負担が軽く、治療翌日には食事や歩行が可能となります。それにより、入院期間も外科手術の半分以下、退院後の日常生活はほとんど制限されません。

術者に求められる高度な知識と技術

腹部大動脈用ステントグラフトは4年前に保険適用となり、これまで全国で約8000例、また胸部大動脈用は2年前に開始されて約2000例の治療実績があります。

高度な知識と技術が必要なため、実施する医師には研修が義務づけられており、実施病院には必要な設備と管理体制が整備されていることが実施基準となっています。

安全で質の高い治療を目指して

日本ステントグラフト実施基準管理委員会は、安全で質の高い治療の普及を目指し実施基準による審査を行っております。腹部大動脈瘤については全国で94病院、胸部大動脈瘤については32病院をホームページで公開しています(2010年8月現在)。また、追跡調査による治療成績や、治療についての詳しい情報なども一般公開されています。

患者さんが賢く受診されるためには全国的な治療成績を知り、ステントグラフト治療を実施できる病院を確認することが大切です。

ステントグラフト 実施基準委員会ホームページ( http://www.stentgraft.jp )

【特別寄稿】

石丸 新(いしまる しん)

戸田中央総合病院副院長・血管内治療センター長

1976年、東京医科大学卒業。
79年、スウェーデン留学。
95年、東京医科大学教授。
2006年より現職、血管内治療センター長を兼任。
専門はステントグラフトによる動脈瘤治療


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