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都道府県別に50音順 (法人名は除く病医院名)

静岡県 沼津市

沼津大山クリニック

院長 大山一孝


 TEL:055-954-2274    詳細はこちら

愛知県 岡崎市

冨田病院

院長 冨田裕


 TEL:0564-48-2431    詳細はこちら




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新「名医」の最新治療2011
 

女性に多くみられる慢性頭痛とその原因

頭痛という病気は、経験したことがない人がいないくらいありふれたもののため、病気の仲間に入らないと考えている方も多いと思います。しかし、「頭痛もち」といわれる慢性頭痛の患者さんだけで、人口の40%近いというデータもあります。

慢性頭痛は、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛の大きく3つに分けられます。患者さんは、男性より女性に多く、若年女性の片頭痛罹患率は男性の3倍以上です。しかも女性の片頭痛は男性に比べ重症なことが多くなっています。これは女性特有のホルモン変化・月経などの影響であることが知られています。

さらに、頭痛だけでなく吐き気や嘔吐などの随伴症状によりただでさえ支障度の高い片頭痛であるのに20代30代の女性では出産、育児、そして仕事の両立、経口避妊薬の使用などによる影響により、その重症度は飛躍的に大きくなり、生活の質(QOL)を阻害します。また中年以上の女性では更年期・閉経などに伴う生理的な変化とともに頭痛の質が変化してゆくので、若年のときと異なった支障が生じるのです。このような状況における片頭痛治療はむずかしく、特効薬であるトリプタン製剤と、予防治療薬の組み合わせによる頭痛治療が必要なことがあります。

日常生活、社会生活に大きな影響を及ぼす

頭痛患者の7.5%が頭痛のために仕事を休んだことがあり、同じく頭痛患者の11.6%が頭痛のために仕事あるいは学校を休んだことがあるという報告があります。

日本頭痛学会理事長の坂井文彦教授らによると、わが国では、片頭痛患者は8.4%であり、このなかで74%が片頭痛によって日常生活に多大な障害を受けていること、そしてこれによって安静を余儀なくされ生活に重大な影響を受けている数は34%もあったということでした。そして、発作のないときでも、健常者に比べて片頭痛患者のQOLは有意に低下していることが知られているのです。また、患者家族にも、社会生活にも影響があって、頭痛による欠勤は男性で1年に0.8〜3.8日、女性で1.1〜8.3日と女性に多いとの報告がありました。

QOLを低下させる前に早めの受診を

このように、片頭痛患者のQOLは、健常者に比べて有意に低下していることがわかります。そのため、頭痛治療を行う医師による適切な診断と治療が大変重要となります。痛みを我慢せずに、早めの医療機関の受診を心がけてください。

【特別寄稿】

平田 幸一(ひらた こういち)

獨協医科大学神経内科教授

1980年、獨協医科大学卒業。
86年、スイスのチューリッヒ大学神経学教室留学。
帰国後、獨協大学神経内科臨床講師などを経て、
96年より現職


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