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新「名医」の最新治療2011
 

千葉西総合病院では、256列CTをいち早く導入し、精度の高い検査を実施。カテーテル治療では、心臓はもちろん、首から腎臓、手足に至るまで、全身を診ながら治療することを常に心がけている。

心臓から派生するすべての治療を目指す

「カテーテルは、今や心臓だけ治療するのではダメです。首から手足まで、どの血管が狭窄・閉塞しても対処します。腎動脈の治療も増えてきました。足に閉塞性冠動脈疾患があると、IABPという心臓の機能を助けるバルーン(風船)などが入らないため、足の血管を治療して初めて心臓を治療できます。このように一度に異なる部位を治療したりすることが多くなっており、カテーテルで全身を治療して当たり前という時代になってきたといえるでしょう」

千葉西総合病院の三角和雄院長によると、心臓、足、頸部の3カ所を一度にカテーテルで治療する場合もあるという。「通常なら何回かの手術を要し、それだけ患者さんの負担も大きくなりますが、1回でやれば時間も短縮できますし、低侵襲です」。患者にとっては、放射線の被曝量や出血を抑えることができ、手術の痛みも1回分で済むわけだ。  同院の2009年1〜12月のカテーテル治療では、心臓が約2500件、腎臓が50件、手足が800件となっている。

頸動脈、薬剤溶出など新しいステントを活用

カテーテル治療では、石灰化して硬くなった病変の場合は、ロータブレーターという特殊な器具を活用する。先端にダイヤモンドをちりばめた高速回転ドリルで動脈の狭窄病変を削って広くする。09年1〜12月実績は615件となっている。軟らかい血栓の場合は、血栓を下流に押し込んでしまうバルーンよりも、病変部にレーザーを照射して血栓を速やかに蒸散させるエキシマレーザーで治療し、年間で128件を実施している。

「08年4月からスタートした頸動脈ステントは、10年8月までで250件を超えました。今年2月からは新しい薬剤溶出ステントも使っています。腎動脈ステントも含めて、カテーテル治療のバリエーションが広がっていっています」と三角院長。頸動脈ステントでは、今年5月からフィルター付ガイドワイヤーを活用。フィルターで、塞栓性物質を捕捉・除去できる仕組みだ。薬剤溶出ステントは、血管に留置すると、塗布された薬剤が直接血管壁に溶出し、一度広げた血管が再び閉塞するのを防ぐ働きをする。

256列CTの心臓検査は年間で7864件を実施

同院の強みは、最新型の256列CTを導入し、冠動脈の狭窄や閉塞などの病変が瞬時に把握できることだ。

同CTの活用により、診断のためのカテーテル検査はほとんど不要になっているという。検査時間は3秒以内(最短1.7秒程度)で済む。検査後の解析時間も現像まで約10分で、緊急時のより迅速な対応も期待できる。同CTの心臓検査は09年1〜12月で7864件となっており、年々増加の傾向にある。

【取材/秋山 晴康】

【取材協力】

三角 和雄(みすみ かずお)

千葉西総合病院 院長

東京医科歯科大学医学部卒。医学博士。東京医科歯科大学臨床教授。
1985年に渡米し、ニューヨーク医科大学、カリフォルニア大学、ピッツバーグ大学などに留学。
UCLAグッド・サマリタン病院では2年半の心血管カテーテル治療専門フェロー修了。
2004年から千葉西総合病院院長。
日本内科学会認定総合内科専門医、
日本循環器学会認定循環器専門医、
日本老年医学会認定老年病専門医


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