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新「名医」の最新治療2011
 

長久保病院は、泌尿器疾患に対し、先端機器を用いた治療を積極的に実施している医療機関だ。前立腺がんや前立腺肥大症に対して行っている最新治療について、桑原勝孝理事長と塚本拓司院長に話を聞いた。

患者の要望に応えるため先端機器を積極的に導入

泌尿器疾患全般の治療に携わっている長久保病院。「患者さんの要望や生活に応じた治療を行えるよう、小回りの利く体制を整えています」と桑原勝孝理事長は述べ、先端の機器や治療法を積極的に取り入れ、患者の負担の軽減を常に心がけている。

その姿勢が端的に表れたものとして、男性特有の前立腺の疾患に対する治療がある。代表的な前立腺がんや前立腺肥大症は加齢に伴い発症率が高まるため、高齢化の進む昨今、治療の重要性が高まっている疾患だ。

前立腺がんの最新治療ロボット支援前立腺全摘術

前立腺がんは、血液検査で調べられるPSA検査の普及もあり、早期発見・治療が可能になった。その治療の中心となるのが手術である。従来は大きく切開する開腹手術や、棒状の鉗子とカメラを小さく切開した穴から挿入する腹腔鏡下手術が行われてきた。

同院は、最新治療であるロボット支援前立腺全摘術をいち早く導入。これは、鉗子のついたロボットの腕を小さく切開した穴から体内に挿入し、遠隔操作で行う手技だ。「立体の映像で患部を確認しながら、手の3倍の精度の鉗子を自由に動かして患部を処置します」と説明する桑原理事長。平面の映像で確認しながら長い鉗子を体外から操作する腹腔鏡下手術に比べ、緻密な手術が可能になるという。「自分の手を動かしているような感覚で、前立腺と神経を分ける、尿道と膀胱を正確に縫うなどの細かい作業が容易に行えます」と塚本拓司院長は述べる。

小切開かつ正確な手術で痛みが抑えられるほか、血管や神経を傷つけずに済むため、出血量の低減や、尿失禁や勃起不全など合併症の防止にもつながる。術後早期に歩くことも可能で、開腹手術で10日から2週間を要した入院期間も術後4〜5日まで短縮されるという。この治療は保険診療と併用可能な先進医療の対象であり、同院も先進医療として実施できるよう申請している(2010年9月現在)。

前立腺肥大症に対する日帰り可能なレーザー治療

「前立腺が肥大して排尿障害などを引き起こす前立腺肥大症は、放置すれば尿路感染症や腎機能低下にもつながります」と塚本院長。同院では電気メスで前立腺を切除する従来法に加え、尿道に通したカテーテルから特殊なレーザー(KTP)を照射して前立腺を蒸発させる治療を実施している。

この治療法は、レーザーの浸透が表面にとどまるため、必要以上に組織を傷つけずに、患部を除去することが可能で、出血や痛みが抑えられる。「出血が少ないため、脳脊髄疾患や心疾患などによって全身状態が悪く、通常の手術が受けられない方でも治療できます。また、従来の前立腺肥大症の手術は、術後に尿路の確保や保護、止血のためにカテーテルを2〜3日間留置しますが、この治療法は通常一晩のみの留置です。さらに、術後3〜5時間でのカテーテル抜去もでき、日帰りの手術も可能です」と桑原理事長は利点を説明する。

こうした最新治療の導入は患者に最善の治療の提供を目指すからこそ。桑原理事長は「最新の治療や設備を揃えつつ、患者に身近に感じてもらえる病院でありたいと常に考えています」と語る。

【取材/鈴木 健太】

【取材協力】

桑原 勝孝(くわはら よしたか)

医療法人社団長尽会
長久保病院 理事長

1993年、藤田保健衛生大学医学部卒業。
長久保クリニック(現長久保病院)、静岡赤十字病院、
国立がんセンター研究所分子腫瘍学部、藤田保健衛生大学病院に勤務。
2005年より長久保病院に勤務し、
10年3月に理事長就任。
医学博士

塚本 拓司(つかもと たくじ)

医療法人社団長尽会
長久保病院 院長

1982年、慶應義塾大学医学部卒業。
ニューヨークメディカルカレッジ留学、
国家公務員共済組合連合会立川病院泌尿器科勤務、
埼玉医科大学泌尿器科講師、慶應義塾大学泌尿器科客員講師を経て、
2009年より長久保病院に勤務し、
10年3月より院長に就任。
医学博士


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