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新「名医」の最新治療2011
 

社会医療法人杏嶺会 一宮西病院では、2009年1月から体への負担が少ない経鼻内視鏡を導入。上部消化管の約8割の検査を経鼻内視鏡で行い、がんをはじめとする疾患の早期発見と早期治療を実現している。

昨年11月に新築・移転地域医療を展開する

「街と人が明るく健康でいられますように」。これが社会医療法人杏嶺会一宮西病院が掲げる理念だ。2001年の開院以来、診療科の充実、救急医療への取り組みを通じて地域医療を展開してきた。09年11月には一宮市開明に新築・移転し、一宮・尾張西部地区の救急医療の拠点としての役割を果たしている。新病院は、24の診療科があり、手術室数は8室で、そのうち2室はクラス100のクリーンルームとなっている。

上部消化管の約8割が経鼻内視鏡検査

一宮西病院の消化器内科では、消化器病だけでなく、糖尿病、総合内科診療にも重点を置いた幅広い診療を目指している。経鼻内視鏡を積極的に導入し、患者にできるだけ負担がかからない検査に主眼を置く。

同院の内視鏡検査は、2009年8月から10年7月で食道や胃、十二指腸などの上部消化管が約2000件、大腸、小腸、肛門などの下部消化管は1000件を行っているが、「上部消化管のうち約8割は経鼻内視鏡の検査です」と内科・消化器内科部長の森昭裕医師。その検査数は、新病院になってから約3倍に増えているという。

経鼻内視鏡の利点は、(1)吐き気をもよおしにくい、(2)苦痛が少ない、(3)鎮静剤が不要、(4)検査中に話ができる、などが挙げられる。鼻腔に麻酔薬を注入するだけで検査ができるため、検査終了後30分程度で帰宅できるという。「患者さんの体への負担が少なく、楽に検査できます。経口に比べて経鼻であれば、心臓へのストレスも少なく、血圧が上がったり、脈拍が多くなったりするのを抑えることも可能です」と森医師。

治療や胃ろう造設にも経鼻内視鏡を活用

経鼻内視鏡では、研究テーマとして胆嚢、胆管へのアプローチも実施している。また、検査だけでなく、治療も行う。「胃や十二指腸、食道に起きた潰瘍などによる軽度の出血は、簡単な緊急止血治療ができるようになっています。経鼻内視鏡の挿入管に注射針を通し、薬剤を注入して止血します」

胃ろうにも経鼻内視鏡を活用している。口から栄養摂取が困難な場合、腹部に穴を開けて胃に直接栄養を送り込む胃ろうを造設するが、その手術時、経鼻内視鏡により胃の中を観察し、的確な造設を可能にしているという。

「がんの早期発見のために、経鼻内視鏡は力を発揮すると期待しています。発見が早ければ、その分、治る可能性は高まります。苦痛の少ない経鼻内視鏡により、定期的な検査を行う患者さんが増えれば、早期にがんを発見し、治療・根治できる方たちもそれだけ増えます」と森医師は話す。

【取材/秋山 晴康】

【取材協力】

森 昭裕(もり あきひろ)

社会医療法人杏嶺会 一宮西病院

医学博士。
1961年生まれ。
86年、岐阜大学医学部卒業。
犬山中央病院消化器センター長・内科部長を経て、
2009年1月、一宮西病院消化器内科部長。同年4月、内科部長を兼務。
07年、日本消化器内視鏡学会学会賞受賞。
日本内科学会認定総合内科専門医・指導医
日本糖尿病学会認定糖尿病専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医・指導医
日本消化器病学会認定消化器病専門医
日本感染症学会認定感染症専門医


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