▽以下の広告をクリックすると各病医院の
紹介ページをご覧頂けます。

都道府県別に50音順 (法人名は除く病医院名)





<<一つ新しい記事へ |  一つ古い記事へ>>

新「名医」の最新治療2011
 

行岡病院は整形外科を中心に地域医療を実践している。運動器の問題に対し、人工関節置換術や関節リウマチ治療などの整形外科治療、競技復帰に向けたリハビリテーションで一貫した治療を提供している。

「協同」を院是として 整形外科を中心に治療

整形外科を中心に、眼科、外科、脳神経外科、形成外科、歯科の治療を行い、地域医療に貢献している行岡病院。同院では「協同」を院是に掲げ、チーム医療で患者を治療している。「医師だけでは治療やリハビリテーションに限界があり、看護師などスタッフ全員の連携が重要です」と行岡正雄理事長は語る。

同院の手術件数は2009年1〜12月で2162件にのぼる。09年4月にオープンした新館の手術室において、安全性の向上やシステムの拡充を目指してクリーンルームや内視鏡・関節鏡、全身麻酔器などの先端設備を導入し、手術への取り組みを強化した。以降、整形外科で肩の手術を中心に手術数が増加したほか、がんの手術のような外科の手術も手がけるようになったという。

各科の協力の下で関節リウマチを治療

行岡理事長が中心となって取り組んでいるのは、免疫が関節を破壊する関節リウマチの治療だ。「病状の進行を抑える生物学的製剤を適切に使うことが治療の中心で、関節が崩れてしまった症例には手術で再建を目指します。それらに付随して運動の指導やリハビリなどを行うことも大切です」。同院での生物学的製剤の治療は、08年1〜12月で186件、09年1〜12月で202件、10年1〜8月で226件と年々増加している。

肺の感染症などの生物学的製剤の合併症に対して、呼吸器内科など他科と連携してその防止を心がけるほか、破壊された関節も、整形外科でほとんどの部位を治療できる。こうした体制により、院内で関節リウマチを一貫して治療していく。

スポーツ復帰も目指したリハビリへの取り組み

同院はリハビリテーションも充実しており、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などが患者をサポートする。「新館に専用のスペースを設け、選手が集中してリハビリを進められる環境を整えています」と行岡理事長が述べるように、新館ではスポーツ選手のリハビリの体制を整えている。運動機能を回復させるだけでなく、競技復帰を目指すことにも力を入れており、障害の部位の訓練に加えて障害に至った原因の改善も目指すという。

「今後は治療成績の向上へ向けた臨床的な研究や、がん患者へ向けたリハビリ、看護師の育成などへの取り組みを考えています」と行岡理事長。同院はより良い医療の実践に向け、力を尽くしていく。

幅広い症例に対応する整形外科


正富 隆(まさとみ たかし)

医療法人行岡医学研究会
行岡病院 副院長・整形外科主任部長

行岡病院で開院当初から手がけている整形外科では、11名の医師によるチーム医療で、骨や筋肉などの運動器の問題について保存療法から手術療法、リハビリテーションまで総合的に治療を提供し、社会復帰やスポーツ復帰をサポート。中でも、スポーツ障害の治療では2009年1〜12月で420件の手術を行い、そのうち内視鏡手術が373件と9割近くを占める。

「人工関節置換術や関節鏡視下手術、靭帯再建術、手の外科手術など、幅広い症例に対応できる体制で責任を持って復帰までお手伝いします」と語るのは、整形外科主任部長でもある正富隆副院長。同科は、正富副院長が上肢や手の外科を中心に治療に携わるなど、各部門のエキスパートが得意分野を生かしている。

同科の特徴的な治療の1つとして、正富副院長の下で行われる肘の人工関節置換術が挙げられる。肘に関する十分な知識を要する治療で、積極的に実施している施設は珍しい。同科では主に関節リウマチで関節が破壊された症例を対象とし、09年1〜12月で24件と月間2例のペースで行っている。「将来的には股関節や膝関節と同様に変形性関節症など適応範囲の拡大が期待されます」という。

【取材/鈴木 健太】

行岡 正雄(ゆきおか まさお)

医療法人行岡医学研究会
行岡病院 理事長

1974年、日本医科大学卒業。
75年、大阪大学医学部整形外科入局。
79年に行岡病院へ。
82年、理事長。
94年、院長。医学博士。
日本リウマチ学会認定リウマチ専門医、
日本整形外科学会認定整形外科専門医、
日本リハビリテーション医学会認定リハビリテーション科専門医


<<一つ新しい記事へ |  一つ古い記事へ>>



治療と検査の最新医療情報のトップページへ戻る>>


弊社記事掲載の書籍


病院ナビ
インプラント@病院ナビ