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埼玉県 さいたま市桜区

医療法人社団松弘会

三愛病院

理事長 済陽輝久

 TEL:048-866-1717    詳細はこちら




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おんなの気になる病気と医療の新常識
2010年12月03日 掲載

三愛病院では、乳がん検査ではマンモグラフィーや3Dエコーに加えて、2010年8月にはMRI1.5テスラを入れ替え、新MRIマンモグラフィーをレベルアップした。これにPETを含めた総合診療をもとに、より精度の高い乳がんの診断を行っている。

「触ってもわからない腫瘍も発見するのが検診です」

済陽輝 三愛病院では、かかりつけの患者さんの健康をすべて診ようというのをモットーとしています。そのためには、少しでも検査の精度を上げることが大切で、設備の充実とレベルの高い医師、技術者を確保しています。2010年8月、新ボリュームのMRI1.5テスラに入れ替え、MRマンモグラフィーがより鮮明になりました。

大島 乳がんの診断法はいろいろありますが、一般的には患者さんから症状を聞いて、触診をした後、腫瘤が疑われた場合は、3Dエコー(超音波)、X線によるマンモグラフィー、MRマンモグラフィー、そして必要に応じ転移の検索も含めてPET(ポジトロン断層撮影)という順番になります。

篠塚 MRIは頭部と内臓だけで、乳腺をやっていないところが結構ありますね。MRマンモグラフィーでは、数mmの小さながんが確認できる場合もあります。被曝もないため、若い方も含めて安心して検査が受けられます。

済陽高 PET検査の意味も非常に大きいと思っています。乳がんの一般検診では、千人が受診して、がんと診断できるのは1人前後の確率です。これがPETでは、約5倍の割合でがんが見つかります。PETは5mmから1cmのものも診断できるからです。また、PET検査は、確定診断法として極めて有用です。

大島 実際、乳がんを診断するのはむずかしいといえます。大きな腫瘤がある場合は比較的簡単ですが、触ってもわからない数mmの腫瘤をいかに発見できるかが一番大事ですね。診断には、それぞれ熟練を要します。

石井 マンモグラフィーやエコー、MRIにより乳腺の診断をすることで、がんの早期発見、早期治療が実現できます。

マンモグラフィー検査は技師の技量に左右される

伊藤 乳がん罹患率は増えていて、18〜20人に1人が罹患していることになります。乳がんの全国的な死亡率は、検診を受けているにもかかわらず下がっていません。なかでも40代、50代の女性が多く亡くなっています。ですから、30代くらいから任意検診という形で受診するなど、自分の体を大切にしてほしいですね。

検診でひっかかって、異常があるかもしれないという場合は、MRマンモグラフィーをおすすめしています。それが悪性なのか良性なのか、より精度の高い判断と線引きができるからです。

 マンモグラフィーの場合は、技師の技量に負う部分があります。技術が未熟だと、病気を見逃してしまいます。たとえば、乳腺が発達している患者さんは、乳腺の間にがんが隠れている場合、なかなか確認できません。新しいMRIによって、質的にもレベルアップし、客観的な判断ができるようになりました。造影剤を注入することで、腫瘍の広がりも確認できます。

宮薗 マンモグラフィー、エコー、MRマンモグラフィー、PET、そして穿刺吸引細胞診などにより確定診断を行っています。

篠塚 親や姉妹が乳がんであるなど、リスクのある人は早めに検査を受けてもらいたいですね。当院では、がんを見逃さないための、医師や技師による二重、三重のチェック体制を確立しています。

かかりつけの患者さんを総合的に早期から予防

伊藤 早期発見、早期治療をすれば、9割以上の方が命を落とさずに済みます。それが、がんの死亡率を下げることにつながります。腫瘍を早期に発見したほうが、心の負担も少なくなります。

 検査を受けても、がんかどうかわからないという期間も、できるだけ短いほうがいいですね。マンモグラフィーで腫瘍が見つかった場合、即座にMRI撮影ができるようにしてます。そうしたフットワークのよさが、患者さんにも高い評価をいただいています。

済陽輝 かかりつけの患者さんを総合的に診て乳がんを見つけ出すのが大事です。当院の検査・診断体制は万全を目指しており、いい医師と技師がいると自負しています。

MRIを用いてPETに似た画像を得て、悪性腫瘍の分布を知ろうとする「PET-Like-MRI」など、MRIの最新技術も稼働中です。それからデジタル画像データベースシステムも威力を発揮しています。保管している画像を、一度に出せて、それを比べながらチェックすることで、軽微ながんも発見しやすくなります。がんや腫瘍は、未病のうちに見つけて、予防しなければならないと思っています。

微細ながんを総合診療で見つけ出す

篠塚 がんはなかなか治らない病気ですが、治す方法は総合的に見つけ、早期から予防することに尽きます。

宮薗 自分で風呂上がりなどに手のひらで触って確かめるなどしたらいいと思います。何かあれば検査を受けてください。乳がんは、手遅れになるまでに2年はかかると思っています。自分で触ってみて、しこりがあるとわかっても、がんの恐怖がありますから、なかなか検査を受けに来られません。2cm以下は早期と考えていいと思っています。ですから、恐がらずに、すぐに受診してください。

石井 来年度、健診センターの設立を計画しています。健保組合や共済組合と組むなどして、乳がんの検診を強化していきます。脳ドック、心臓ドックなども行っていく予定です。

「1人でも救える命を救う」をモットーに

済陽輝 今年末にはグループのトワーム小江戸病院に、来年春には三愛病院にそれぞれMRI3.0テスラを導入する予定で、設備も充実させていきます。

済陽高 日本人になぜ、がんが増えたかというと、食事の変化が大きいといえます。動物性の脂肪たんぱくをとることによる代謝障害がその原因です。がん難民というか、手遅れに近いがんについても、PETのデータに基づいて食事指導による治療を行っています。

済陽輝 当院では、地域の"中核病院"として「1人でも救える命を救う」ことをモットーに、救急救命士の実習に協力しています。08年5月から10年10月までに、26名の救急救命士が講習を終了しました。乳がんでも、早期発見と早期治療により、1人でも救える命を救うことに貢献していきたいと思っています。

【取材/秋山 晴康】

理事長
済陽 輝久
(わたよう てるひさ)
医師
大島 統男
(おおしま もとお)
1975年、東邦大学医学部卒業。78年まで同大学院整形外科に勤務。日赤医療センター麻酔科、磯子中央病院勤務を経て、85年に三愛病院設立。97年、医療法人社団松弘会理事長 1969年、名古屋大学医学部卒業。06年7月、三愛病院に勤務。放射線科部長。医学博士。日本医学放射線学会認定放射線科専門医
医師
宮薗 光
(みやぞの ひかり)
医師
済陽 高穂
(わたよう たかほ)
1967年、鹿児島大学医学部卒業。虎の門病院外科、南多摩病院外科、銀座病院院長、井上病院副院長、東和病院副院長などを経て、2006年、三愛病院に勤務。乳がん検診担当、マンモグラフィー読影診断、乳腺エコー細胞診診断。医学博士 1970年、千葉大学医学部卒業。アメリカ・テキサス大学に留学後、東京女子医科大学助教授。2006年、千葉大学医学部臨床教授を兼任。08年、三愛病院医学研究所所長、トワーム小江戸病院院長。同年11月より西台クリニック院長
副院長
篠塚 規
(しのづか ただし)
技師
伊藤 泰美
(いとう やすみ)
1975年、千葉大学医学部卒業。アメリカ・ピッツバーグ大学、ジョンズ・ホプキンス大学留学。2000年6月、三愛病院に勤務。副院長兼外科部長。日本旅行医学会専務理事 駒沢短期大学部放射線学科卒業。独立行政法人国立病院機構東京医療センター、亀田メディカルセンターを経て、2006年、三愛病院勤務。放射線科リーダー
技師
辻 直基
(つじ なおき)
技師
石井 忠
(いしい ただし)
1988年、金沢大学医療技術短期大学部診療放射線技術学科卒業。同年、三愛病院に勤務。放射線科主任 1982年、中央医療技術専門学校卒業。2010年、三愛病院に勤務。健診部長

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