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神奈川県 横浜市鶴見区

広尾メディカルクリニック

院長 斎藤敏祐


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兵庫県 明石市

池本産婦人科医院

院長 池本恒彦


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おんなの気になる病気と医療の新常識
2010年12月03日 掲載

増加の一途をたどる 子宮内膜症

子宮内膜症は増加傾向にあり、生殖年齢女性の10%に発生しています。女性のQOLを低下させる治療困難な疾患です。子宮以外の場所、例えば卵巣、骨盤底など、異なる部分に子宮内膜組織が飛び火して移植されます。

この異所性内膜組織が、正所内膜と同様に卵巣ホルモンに反応して月経様出血を起こし、新旧血液が混在した卵巣嚢胞を作り出し血液成分の刺激により組織化、そこに癒着を形成します。原因不明ですが、学説の中に生理の出血の一部が卵管経由で腹腔・骨盤底に流入し、子宮内膜症を形成するという説もあります。

子宮内膜症は、腹膜病変、卵巣チョコレート嚢胞、深部骨盤底浸潤病変など、多様な病巣を発病させ癒着性疼痛、不妊要素を生み出します。

個々の既往症治療歴に応じた治療計画を

治療の基本は、ホルモン剤、GnRH剤などですが、根治療法に至らず患者の負担の少ない腹腔鏡手術が一般的とされています。病巣切除と卵巣焼灼術は慢性骨盤痛を改善しますが、完全には至っていません。卵巣嚢胞摘出は、月経困難疼痛改善率が高く再発も低いとされています。

今はシネMRIの進化で子宮がナマコ様の蠕動(ぜんどう)運動を繰り返し、排卵期の精子運搬の補助、受精卵の保持、月経血の排出などのメカニズムを見ることが可能な時代です。子宮内膜症で蠕動運動が不可能な子宮にしないよう、晩婚化の時代において長期にも耐える新薬などを取り入れ、個々の既往症治療歴に応じた治療計画を立てることが望ましいといえます。チョコレート嚢胞のがん化因子も話題に上る近年、早期発見、早期治療を受けることが不妊症克服にもつながると思われます。

【特別寄稿】

斎藤 敏祐(さいとう としすけ )

広尾メディカルクリニック 院長


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