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都道府県別に50音順 (法人名は除く病医院名)

神奈川県 横浜市戸塚区

小川クリニック

院長 小川博康

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神奈川県 横浜市磯子区

サンマタニティクリニック

院長 香西洋介

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愛知県 尾張旭市

いしかわレディースクリニック


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初めてのたまごクラブ 2010年 冬号
2010年12月15日 掲載

新しい命を授かったとき。喜びとともに不安な気持ちを抱えた妊婦さんには、あたたかい思いやりと、しっかりとしたサポートが必要です。プロとして妊婦さんを支えてくれる産婦人科医の存在も大きなものでしょう。日本産科婦人科学会は、産婦人科医療の水準をより高めるために専門医制度を設けています。

妊娠期から産後まで母体と赤ちゃんを見守る産婦人科医

産婦人科医は、妊娠期から分娩、産褥期までの母体の状態や赤ちゃんの発育状況などを長期にわたって見守り、総合的に管理していく医師です。妊婦さんにとっては、妊婦健診を通して診てもらうたびに、頼りになる主治医となっていくことでしょう。

妊娠健診の回数は、妊婦さんの身体状況や胎児の発育状況などによって異なりますが、概ね14回くらいになります。妊婦健診では毎回、問診、体重測定、血圧測定、尿検査、保健指導などを行うほか、血糖検査、貧血検査、感染症の検査、超音波検査などを妊娠の各期に応じて行います。

異常などが見つかった場合には、さらに詳しい診察を受けます。健診を受けることで病気などに早く気づき、対応してもらうことができるのです。経過が順調にいき、分娩も正常であってくれることが一番の理想ですが、何か起きたときにも産科医と一緒に乗り越えられるという信頼感があることも大切でしょう。

産婦人科専門医は豊富な経験や技能が認められた医師

日本産科婦人科学会では産婦人科医療の水準をより高めるために、1987年に専門医制度を発足し、「産婦人科専門医」の認定等を行っています。この制度のもとに認定される産婦人科専門医とは、産科・周産期医療および婦人科の医療全般において、専門的な知識と高い技能、豊富な経験を持っていること、そして患者さんやその家族にあたたかい心をもって対応することができると認められた医師とされます。

産婦人科専門医になるためには、学会が定めた研修カリキュラムに沿って、指定の研修施設で一定期間以上の臨床研修を修め、資格試験に合格する必要があります。臨床研修の期間は、新医師臨床研修制度導入前の医師は通算5年間、制度導入後の医師の場合は2年間の初期臨床研修を終了した後に3年間以上と決められており、経験を十分に積んでいることが求められています。また、常に最新の知識や高い水準の技能を維持し続けられるよう、5年ごとに資格更新の審査を受けます。

「産科」と「婦人科」両方の領域で頼りになる存在

産婦人科専門医になるためにはどんな研修が行われるのかを少しご紹介します。 箇条書きにすると、次のような内容があります。

  • 正常妊娠・正常分娩・正常産褥の管理。(正常分娩・正常産褥は100例以上の経験が必要)
  • 正常新生児の管理。(100例以上の経験が必要)
  • 異常妊娠・分娩・産褥のプライマリケア、管理。
  • 異常新生児のプライマリケア、必要な治療・措置。
  • 妊婦・産婦・褥婦、新生児の薬物療法。
  • 各種産科検査法の原理と適応を理解し、検査データで適切な臨床判断をする。
    (妊娠反応/超音波検査/胎児心拍数陣痛計による検査・胎児胎盤機能検査法)
  • 産科手術の適応と要約を理解し、実施する。(子宮内容除去術/帝王切開術)
  • 産科麻酔の種類、適応ならびに要約を理解する。
  • 態度……母性の保護、育成に努め、胎児に対しても人としての
    尊厳を付与されている対象として配慮する。

ここに挙げたのは、周産期(妊娠22週から出生後7日までの期間)の医療に関する研修内容ですが、産婦人科医は周産期医療に限らず婦人科の医療……つまり、女性のさまざまな疾患等の診療を行うことのできる医師です。産婦人科専門医となる医師にはそのすべてにわたり、高度な技能と専門的な知識、豊富な経験を備えていることが必要とされています。

女性の生涯を通じて健康をサポートする産婦人科医との出会い

妊娠・出産は、女性自身が健康に対する意識を高める機会にもなります。妊娠期には、何よりも安全なお産のために健康管理に気を配っていくと思いますが、産褥期以降は将来の健康のためにも、医師のアドバイスをよく聞いて自分の体をケアしたいものです。

女性の体は、思春期から性成熟期、更年期、老年期へと年齢とともに大きく変化していきます。それぞれのライフステージごとに特有の疾患もあります。月経異常、生理痛、不正出血、おりものの異常、性器や乳房の異常、妊娠に関する悩み、感染症、更年期障害、骨盤臓器脱など、女性であれば何らかの折に産婦人科医を受診する可能性もあるでしょう。お産でお世話になった産婦人科医が、その後もあなたの健康をサポートしてくれる存在となるかもしれません。

産婦人科専門医制度が、産婦人科医療全体の水準を高めてくれることによって、女性の健康がより確かに守られていくことが期待できます。良い医師と出会い、良い出産をして、生涯を通じての健康にもつなげていきましょう。

【文/田中 晶子】


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