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いい病院2011
2011年02月25日 掲載

年間4009件にのぼる256列CT心臓検査

千葉西総合病院では、256列CTによる精度の高い検査と、スペシャリストによるカテーテル治療で、心臓だけでなく、手足や首、腎臓を含めた総合的な診療を実践している。

256列CTの高精度検査は、診断のためのカテーテル検査をほとんど不要にした。検査時間3秒以内(最短1.7秒)で、検査後の解析時間も現像まで約10分。同CTの心臓検査は10年1月から12月で4009件となっている。

ロータブレーターとエキシマレーザー

カテーテル治療について、三角和雄院長は「心臓、手足、頸部の3カ所を一度にカテーテルで治療するケースが増えています。通常なら何回かの手術を要するものが1回でできるため、時間も短縮でき、患者さんの負担が大幅に減ります」と話す。同院の10年1〜12月のカテーテル治療は、心臓が約2400件、腎臓が11件、手足が約700件、頸動脈が87件となっている。

カテーテル治療では、石灰化して硬くなった病変の場合、石よりも固いダイヤモンドのドリルを高速で回転させながら前進、後退を繰り返し、病変を貫通させるロータブレーターを使う。このロータブレーターを活用するためには、熟練したカテーテル操作技術が必要だ。心臓血管外科の24時間体制、年間PCI(心臓カテーテル治療)件数200、年間バイパス手術症例数20以上という、厚生労働省が策定した高水準の治療体制が整っている認定施設においてのみ施行することができる。

ロータブレーターの10年1〜12月実績は約400件にのぼる。一方、軟らかい血栓の場合は、病変部にレーザーを照射して血栓を速やかに蒸散させるエキシマレーザーで治療。年間で83件の治療を行っている。

薬剤溶出、頸動脈など新ステントが増加

ステント治療は、10年1〜12月で約2100件を実施。このうち約1800件が薬剤溶出ステントだ。10年2月から導入したもので、血管に留置すると、塗布された薬剤が直接血管壁に溶出し、一度広げた血管が再び閉塞するのを防ぐ。

頸動脈ステントは、フィルターで塞栓性物質を捉え除去するフィルター付ガイドワイヤーを10年5月から活用しており、腎動脈ステントも含めて、カテーテル治療のバリエーション化が進んでいる。

即日の検査・治療が疾患予防にもつながる

千葉西総合病院がカテーテル治療で実績を上げているのは、即日検査、即日診断、そして即日治療体制を構築していることが理由の一つといえるだろう。

三角院長は、「明らかな狭心症の場合は、すぐにCTを撮るようにしています。朝方、来院した患者さんは、即日検査をした上で治療を行い、翌日には退院していただくことができます。放っておいたら大変なことになるし、迅速な対応が、疾患予防にもつながっています」と強調する。

年61回の医療講演で啓蒙活動を行う

同院の患者の約8割は千葉県外からで、最近ではメディカルツーリズムの一環として中国やアジアからの患者も少なくない。2010年、三角院長は61回の医療講演を行い、入場者は1万294人を数える。そうした啓蒙活動が、患者増につながり、また循環器疾患の予防に寄与しているという。

「スタッフも今年4月から常勤医師が20名になります。そのうち12名が日本循環器学会認定循環器専門医です。心臓血管外科とのタイアップでバックアップ体制を万全にしながらカテーテル治療を行っていきます」と三角院長は強調する。スタッフの充実で、即日検査による即日カテーテル治療は、確実にレベルアップするといえそうだ。

【取材/秋山晴康】

三角 和雄(みすみ かずお)

社会医療法人社団 木下会 千葉西総合病院
院長

東京医科歯科大学医学部卒。医学博士。
東京医科歯科大学臨床教授。
1985年に渡米し、ニューヨーク医科大学、カリフォルニア大学、ピッツバーグ大学などに留学。
UCLAグッド・サマリタン病院では2年半の心血管カテーテル治療専門フェロー修了。
2004年から千葉西総合病院院長。
日本内科学会認定総合内科専門医
日本循環器学会認定循環器専門医
日本老年医学会認定老年病専門医


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