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いい病院2011
2011年02月25日 掲載

整形外科を中心に水準の高い医療を地域のために

「元気になりたい」という患者の願いに対して、優れたスタッフ、最新の機器、あらゆる方法を駆使してその願いを叶えてあげたい。樺島病院の医療に対する基本姿勢は、こうした思いに基づいている。

各診療科が高い医療水準を持ち、地域の人々に提供している樺島病院。その中心となる整形外科では、人工膝関節置換術(TKA)や人工股関節置換術(THA)をはじめとする多くの手術を行っている。

小瀬忠男院長は整形外科でとくに「膝」の領域に携わり、高度な技術が必要とされる、人工膝関節置換術、前十字靱帯再建術、半月板損傷や靱帯損傷に対する関節鏡手術などの手術を多く手がけている。

患者さんのために真の意味で負担の少ない低侵襲治療であること

人工膝関節置換術では、ナビゲーションシステムを導入している。「精度を高めること、患者さんの体への負担(侵襲)を軽減することを追求して、行き着いたものの一つがナビ・システムでした」と小瀬院長。ナビ・システムを用いる大きな利点の一つは、1mm、1度の誤差もない正確さが可能になることだ。

「荷重線がまっすぐになるように人工膝関節を設置でき、患者さんが痛みなく歩けることが大切です。人工膝関節がどれだけ長持ちするかにもかかわってきます。人工膝関節の耐用年数は20年程度とされていますが、正確に設置されていることが重要な要素になります」。ただし……と小瀬院長は続ける。「ナビを使うから正確にできるのではありません。技術を持った者が良い道具を使って、はじめてできることですね。またコンピューターで確認することによって、経験におごることなく、さらに技術を磨いていけるものであると思います」

ナビ・システムを使うことのもう一つの大きな利点は、「骨髄に対して無侵襲になること」と小瀬院長。通常の手術では、大腿骨と脛骨の骨髄腔それぞれに約20cmのロッドを挿入する。ナビ・システムを用いる場合はこのロッドが不要になり、そのため出血が少なく、回復も早くなる。また、大腿骨・脛骨を骨折したことのある人や、骨の変形が大きい人に対しても有用であるという。

「外側からは見えませんが、骨髄にダメージを与えるのと与えないのとでは、患者さんへの負担が大きく違います。そういった真の意味で、侵襲が小さくなることを追求したいのです」。体へのダメージを最小限にする手術をMIS(Minimally Invasive Surgery=最小侵襲手術)と呼ぶが、切開する傷を小さくするMIS(Minimal Incision Surgery=最小皮切手術)とは分けて考えるべきだと小瀬院長は指摘する。「私自身、かつては傷口を小さくすることにこだわっていましたが、こぶし大の人工膝関節を小さな傷口から設置するには、やりにくさ、手術の長時間化などの問題があります」

そこで小瀬院長は現在、傷口の小ささよりも、周辺組織へのダメージを最小限にすることを主眼に置き、長引かせず、正確な手術を行うことに努めているという。切開方法は、筋肉をできる限り傷つけないmidvastus approachで行っている。「ただし、見た目の傷口は小さいほうがいいという患者さんの気持ちもわかります。そのときは皮切の小さいMISでも対応します」と、小瀬院長は患者の希望を尊重したい思いを語る。

患者さんと夢や希望を共有できる病院でありたい

樺島病院では、オープンタイプのMRI、マルチスライスCT、骨粗鬆症を正確に診断するための骨塩量測定装置などの最新装置を院内に備え、初診時に検査を行えるようにしている。患者が希望すればその日の内に診断し、治療方針の提案まで行う。

「待合室でお待ちいただく時間は、長くなってしまうかもしれません。それでも不安を抱えたままお帰しして、病院の都合で検査日を決めることが良いとは思えないのです」と小瀬院長。

患者の立場に立つという姿勢は、リハビリ科でも貫かれている。早期退院したいという人のためのプログラム、一人暮らしの人などが不安がなくなるまでの念入りなリハビリなど、その人その人に対応している。

「膝の手術を受けられる患者さんは、歩けるようになったら散歩をしたい、旅行に行きたいと、夢を語ってくれます。そんな夢を共有して、一緒に希望を語り、実現してあげられる病院でありたいですね」と、小瀬院長は笑顔で語った。

【取材/川島晶子】

小瀬 忠男(おせ ただお)

医療法人社団 樺島会 樺島病院
院長

1988年、東京慈恵会医科大学卒業。
東京慈恵会医科大学附属青戸病院整形外科医長、
総合川崎臨港病院整形外科部長などを経て、
2003年、樺島病院理事長・院長に就任。
人工膝関節置換術をはじめ多くの手術を自ら執刀している。
日本整形外科学会認定整形外科専門医


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