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いい病院2011
2011年02月25日 掲載

消化器治療とがん治療を中心に幅広い治療を提供

秋田県最大の面積を持つ由利本荘市の子吉川沿い、鳥海山を望む所に位置する本荘第一病院。「この地域において高い水準の医療の実現を心がけています」と鈴木克彦院長は語る。

同院は、小松寛治理事長が「適切な医療を受けていただけるよう、患者様に選択できる余地を提供したい」という理念で1988年に開院。地域の需要に応えるため、整形外科での人工股関節置換術、眼科での白内障手術など、さまざまな治療を提供する。中でも開院当初より力を入れているのが消化器治療とがん診療だ。

「現在、消化器がんの治療において、近隣で一貫した治療を提供できる施設がなく、当院が地域の治療を支えています」という鈴木院長。隣接する臓器および重要血管が多く、医師に技術が求められる肝臓がん・胆嚢がん・すい臓がんなど、難易度の高い手術も多く実施する。「これらのがんは、手技の複雑さに加え、術後の経過が多様で管理が困難です。当院には、対応できる医師が3名おり、より信頼性が高く、合併症の少ない手術を心がけています」

がんの早期発見と負担の少ない治療

がん治療では早期発見を目指しており、88年より早朝胃内視鏡集団検診、89年から市町村人間ドックを実施している。「がんは、早期に発見できれば、治療の選択肢が広がります。当院でも、内視鏡下手術や腹腔鏡下手術のような開腹しない手術など、進行度に応じた治療を提供します」。中でも腹腔鏡下手術には、低侵襲な治療を目指して早期から着目。90年に腹腔鏡下胆嚢摘出術を開始、94年には早期胃がんに対する腹腔鏡下手術を開始と、積極的に導入を進めている。

さらに、「病気の予防、健康管理、健康増進の活動を広げていく」という基本方針を掲げて予防も重視。2004年に病気・介護予防、健康づくりの応援を目的にした運動型疾病予防施設「まほうの学校」を開設し、個々に応じたプログラムによる運動指導を提供している。これは高血圧や高脂血症、高血糖の患者の治療に用いられるほか、一般の人でも希望に応じて受けられるようになっているという。

子吉川の自然を活用した「癒しの川」の取り組み

また、同院の治療で特徴的なのが、隣接する子吉川の自然を活用した、患者の心のケアだ。子吉川を「癒しの川」と位置付け、車椅子でも入れるよう、緩やかな傾斜の道を設けるなど、ユニバーサルデザインを配慮しながら整備。自然とのふれあいを通じて、患者の治療に対する意欲の向上を目指す。「触覚や視覚、嗅覚などを通して河川空間の自然環境から得られる刺激が、ストレスの改善など心理的な癒しにつながります。この取り組みは、小松理事長の下でさらなる研究も進められています」という鈴木院長。

現在、この取り組みを、がん患者の緩和ケアや認知症治療、リハビリテーションなどに活用。「糖尿病リバーサイドウォークラリー」などイベントの企画、病室単位・看護チーム単位での治療への利用などを通じ、患者の心をケアしているという。

高齢化や僻地医療に積極的に取り組む

同院は、こうしたさまざまな治療に基づき、地域密着の医療を心がける。高齢化に伴う地域の需要に応え、老人福祉施設やグループホームなども設置。さらには、僻地医療にも尽力。地方で問題になっている医師不足は秋田県でも例外ではなく、常勤医が不在の診療所も見られる。それを補うため、そうした診療所に積極的に医師を派遣しているという。

「当院では『地域と手をつなぐ医療』を理念に、患者様の立場に立った医療を心がけています。どのようなことでも、不安があれば一度相談してください」と鈴木院長は語る。

【取材/鈴木 健太】

鈴木 克彦(すずき かつひこ)

特定医療法人 青嵐会 本荘第一病院
院長

1980年、秋田大学医学部卒業。
秋田大学医学附属病院助手を経て、
88年に本荘第一病院へ外科科長として勤務。
2008年に院長に就任。
日本消化器外科学会認定消化器外科専門医、
日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医など


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