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いい病院2011
2011年02月25日 掲載

代表的な死因であるがんの検査を重視

長年日本人の死因第1位を占め続けているがんは、治療・診断技術の進歩で、早期に発見すれば治癒の可能性も望めるようになってきた。神奈川県横浜市に位置するゆうあいクリニックは、検査に特化した医療機関であり、各種の高度な検査で、がんを中心とした疾患の早期発見に貢献している。

「高度な診断機器を含めた検査体制は、一医療機関で整えるには負担の大きいものです。検査に特化した施設を設け、複数の医療機関に利用していただくことで、的確な診断を効率よく提供できると考えました」と開院の経緯を語る小澤幸彦院長。開院以来、次第に他医療機関や受診者からの信頼を集め、現在では神奈川県内外600の医療機関、2000人の医師と提携するようになっている。

高い技術やノウハウでより効率的な検査を

同院は、他院で治療を受けている患者を診断する臨床検査と、健康な人の疾患予防のための検診を提供している。検査件数は年間1万件を超え(2010年1〜12月)、近年では臨床検査の比率が全体の75%以上を占める。

多くの検査を行うことは、高い技術やノウハウの習得にもつながる。「日々多くの検査に携わることで、診療放射線技師や画像診断医の技術も向上し、質の高い診断を提供できるようになります」。また、検査体制でも効率化が進んでいる。予約から受診までが1週間と短いほか、検査においてもスタッフの連携を取って検査の待ち時間をなくすなど、ホスピタリティーの向上をもたらしているという。

がんの早期発見と再発防止に有用なPET

同院ではPET検査をがん検査の軸に据えている。これは、FDGというがん細胞に集まる性質の薬剤を注射し、その分布を画像化することでがんの存在を調べる検査だ。全身におけるがんの位置や進行度、広がりなどを一度に確認でき、転移したがんや再発したがんの発見にも役立つ。「手間や苦痛を感じさせずに全身の広い範囲を一度に検査できるPET検査は、がん検査において、非常に有用だと考えています」と小澤院長。PET検査に数多くの検査を組み合わせ、確実な診断を心がけているという。

同院では検査をスムーズに進められるよう、PETとPET-CT(PETとCTを組み合わせた機器)を合わせて5台設置。さらに、FDGを作るサイクロトロンという機器も2台備える。FDGは保存がきかないため、院内で製造することで、必要に応じて用意できるようにしている。「サイクロトロンは精密な機器で、定期的な整備が必要ですが、2台を交互に稼働させることで、安定して薬剤を用意できます」

今後は乳がんの検査も重視し、乳腺へのPET検査にも力を入れる予定だという。「乳がんは、女性のがんの中でもっとも患者数が多く、今後、検査の重要性はより高まるでしょう」と小澤院長は意図を語る。

さまざまな検査を組み合わせたがん検診

がん検診ではPET検査を含め、さまざまな検査を行い、それらをテーマに沿って組み合わせた5つの検診コースを用意している。各コースには、気になる検査をオプションとして追加することも可能だ。

検査はどのコースも1日で済み、2週間ほどで結果が出るが、PET検査だけは当日に結果を説明する。「PET検査だけでがんの有無を断言することはむずかしいのですが、説明することで少しでも不安を減らせればと思います」。こうした配慮も、患者本位の姿勢を重視するからこそだろう。

「他院から紹介された方の早期社会復帰、がん検診を受ける方の早期発見に貢献できるよう、日々努めています。がん年齢といわれる40〜50歳になったら、がん検診として一度PETによる全身検査の受診をお勧めいたします」と小澤院長は語る。

【 取材/鈴木 健太】

小澤 幸彦(おざわ ゆきひこ)

医療法人社団 ゆうあい会 ゆうあいクリニック
院長

1985年、旭川医科大学医学部卒業。医学博士。
横浜市立大学医学部放射線科、済生会横浜市南部病院放射線科、
NTT関東逓信病院放射線科、横浜市立大学医学部講師を経て、
2004年にゆうあいクリニック施設長、05年に院長に就任。
横浜市立大学医学部非常勤講師、
日本医学放射線学会認定放射線科専門医など


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