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いい病院2011
2011年02月25日 掲載

悲しくもないのに、「楽しいお話をしている最中にも涙が溢れてハンカチが手放せないので困っています」という流涙症のご夫人が非常に多くいらっしゃいます。

以前はご高齢の方が多かったのですが、最近では若い方にも多く見られるようになりました。従来の治療は、入院して、全身麻酔をかけ、涙の袋(涙嚢)と鼻腔内とを繋げる手術を行っていましたが、患者さんのお顔にカタカナの「ハの字」の傷(瘢痕)が必ず残っていました。

しかし、キツイ全身麻酔を味わいたくないし、特に「顔に傷が入るのが一番嫌だ!」と思うのは誰でも同じことです。

そこで考え出されたのが涙嚢鼻腔吻合術の「鼻内法」なのです。この手術方法は、「お顔の皮膚を切開しない」ので、傷が入りません。傷は鼻の中だけです。しかも、日帰り、局所麻酔で、ご高齢の方でも歩いて帰れます。

組織に対する侵襲の違い

この組織の断面図のように、もともと皮膚、皮下組織、脂肪、筋肉、筋膜は炎症を起こしやすい組織です。鼻「外」法だとまず目がしらを最低2cm以上切開し、手術中にこの場所をかなり強く拡げて触るので、術後に炎症反応が強く起こり、痛み、腫れ、皮下出血が起こって、傷の瘢痕が残ります

鼻「内」法は、そこを全く触らずに鼻腔内から手術しますので、痛み、腫れなどの炎症症状が起こり難くなるわけです。従って局所麻酔で歩いて帰れることになります。涙嚢とその周囲の厚い皮膚組織にストレスを掛けずに手術をすることこそが、再発し難い日帰り手術を可能にしているのです。皮膚組織と涙嚢に優しい手術法が皮膚に傷のない日帰りの優しい手術法になります。

田中 謙剛(たなか けんごう)

たなか眼科 理事長・院長

医学博士
日本眼科学会認定眼科専門医
涙道閉塞治療、顔面痙攣ボツリヌス治療、眼科一般治療


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