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Q&Aでわかるいい歯医者2012
2011年07月15日 掲載

口腔内ケアは、寝たきり患者の誤嚥性(ごえんせい)肺炎や認知症の予防に繋がるといわれている。1992年から訪問歯科診療を実施している吉原歯科医院は口腔内ケアを徹底。一生よくかんで食べられるような治療を重要視し、地域に根ざした歯科医療を展開している。

意識して食べることが認知症の予防に有効

1990年に兵庫県三田市で開院した吉原歯科医院。訪問歯科診療を始めたのは、最初の患者が寝たきりになって通院できなくなり、家族の依頼で往診したのがきっかけだ。以来19年間で多くの家庭や特別養護老人ホーム、グループホーム、歯科治療を行っていない病院などへ訪問診療を行っている。

同院は『口からおいしく食べることを最後まであきらめないでほしい』を診療のコンセプトにしている。認知症の予防としても「食事の際にはただ食べるのではなく、なにを食べるかを意識することが脳を刺激し活性化します」と吉原正明院長はいう。

患者目線で信頼関係を築く

寝たきりの患者や認知症の患者、脳に障害がある患者などは、自分で歯磨きなどの口腔内ケアができないことも多い。口腔内が不潔になると、細菌や唾液が誤って気道に入ることが原因で、誤燕性肺炎になる危険性もある。吉原院長は「摂食嚥下機能の低下を防ぐためにも、口腔ケア・口腔リハビリが大事です」と強調する。

同院では、訪問歯科の診療でもブリッジや、被せ物、抜歯、入れ歯など、通院の場合と同じ治療が可能だ。往診は現在では、在宅60軒、特別養護老人ホーム5軒、グループホーム2軒をはじめ、歯科診療のない病院もカバー。要請があれば48時間以内に対応することを心掛けている。毎日、柏原和博副院長と交代で対応し、たとえ診療時間を過ぎた夜8時、9時になっても往診している。「いま入れ歯が壊れた人は、すぐ入れ歯が必要だからです」と吉原院長は話す。

訪問歯科診療では、治療内容ごとに明示した「治療料金表」を提示して費用の不安を解消することなど、患者目線での気配りが患者との信頼関係を築きあげている。

吉原院長は、訪問診療のさらなる充実への取り組みとして「歯科だけではなく、医療連携のシステムを構築していくことです」と抱負を語った。

【取材/藤岡 祥郎】

吉原 正明(よしはら まさあき)

医療法人社団健歯会 吉原歯科医院 院長

1959年、広島県生まれ。
86年、日本大学松戸歯学部卒業。
シツキ歯科勤務を経て、
90年に吉原歯科医院を開業。
91年、医療法人社団健歯会に。
92年から訪問診療を開始


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