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Q&Aでわかるいい歯医者2012
2011年07月15日 掲載

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勉強会でレベルアップ情報発信も大切

田中  これまでニューヨーク大学のプログラムをはじめ、さまざまに勉強を続けてきたわけですが、この先、ただインプットを続けるだけでなく、自分が学んだことを若い先生方にアウトプットする必要があると感じています。月に1回、「MID-G」というインプラント治療や歯科医院経営の勉強会を行ってもいます。この他、ハワイの方でご遺体を提供いただき、解剖を通じてトレーニングを積み、手術だけでは得られないものがあるのだと実感しました。4期生、5期生の先生方は、設備や勉強会、あるいはその他の面で、どんなことを大切にされていますか?

小林  ほぼ毎日、症例検討会を模型や映像を使い、実際の症例に照らし合わせて行っています。CTは非常に大切なツールです。3Dプリンターを用い、寸分違わぬサイズで模型を作ることができますからね。これを見て、インプラントをどのように入れるのかを検討するんです。勉強会は地域の先生方とも行っています。いっしょに高いレベルになって、かつ、地域の歯科医療を分担していくことが狙いです。こうした取り組みがやがてボディブローのように効いてくるはずです。大切なのは、ルーティン化すること。最低でも週に1回、必ずやる。そうしないと続けられませんからね。

遠藤  近くに口腔外科をやっている総合病院が無いので、私のところで全てできるように、というコンセプトで取り組んでいます。全身麻酔をいつでもかけられて、リカバリールームで1泊できる体制を作りました。今では、近隣の先生から患者さんを紹介されるまでになっています。インプラント治療については、一般的な歯科医院におけるチェアーサイドの治療とは異なり、専用のオペ室にスタッフを揃え、事故に対処することが大切だと思います。勉強会は受付を含むスタッフ全員で行い、同じ情報を共有するようにしています。

栗林  私もスタッフ教育を重視しています。「院長がいないと治療が進まない」「先輩がいないと受付ができない」ということがないようにマニュアルづくりも徹底しています。私だけではなく、新任の先生にも治療と経営の二束のわらじで取り組んでいただいています。歯科医師も技術だけでなく、仕事に対するプロ意識を持つべきです。治療時間や治療費はどれぐらいになるのか、受付も含めて全員が理解することが大切だと考えています。

佐藤  現在、3つの歯科医院で、歯科医師12人体制でやらせていただいています。CT、CAD・CAM、マイクロスコープなど最先端のものを導入し、存分に使ってもらうようにしています。以前、西川先生が「咬合をちゃんとしていないと、インプラントだけ良い位置に入れても持続しない」と仰っていたのを記憶しています。私のところでは、治療の内容を大きな視野で判断できるように、CTやレントゲンを見て考えたことを何でも書き出すようにと、先生方にお願いしています。このようにして、出来るだけ考える機会を増やすこと、初心に戻って取り組むことが大切だと思います。

西川  歯科医師として、これからも正当に生きていきたい。それには、患者さんに正当な値段を伝え、結果を出していく必要があります。普通に考えて、インプラント1本が10万円前後というのは、赤字にならなければできないでしょう。私たちは、技量を高めるために時間と費用を投資してもいるわけです。正確な情報を出し、患者さんの理解を得ることは、私たちが先頭に立ってやらなければならないことでしょうね。

安全性を十分に考慮し責任を持って取り組む

田中  続いて、6期生の先生方にお伺いします。

飯山  インプラント治療はこの10年でものすごく進歩しましたが、既に外科的な処置の発展という点では限界に来ている。インプラントをどう入れるかではなく、どう維持するかがこれからのトピックになるでしょう。被せ物をどのようにかませるかという咬合の側面、ここに注意を向けるべきです。お気づきかも知れませんが、私も西川先生に感化されております。

篠原  私の場合、もともと抜歯を極力行わないように治療に当たってきましたが、ニューヨーク大学のプログラムを通じて、ケースによっては、以前に自分が考えていたよりも大胆な治療を選択でき、それによって良い結果が得られるということを知ることができました。

松永  今はネットで情報を得られますから、患者さんのなかにインプラントを知らない人はいません。良い治療を選べる時代になったのだと思います。私たち歯科医師にしても、ニューヨーク大学のプログラムや、そのほか色々な勉強会に出て、何を優先するかを選べるようになっています。私が注意しなければならないと思っているのは、たとえインプラントが確実な治療法であるとしても、先進的なことを、実験的に行ってはいけないだろう、ということです。事故が無いのが当たり前といえるぐらい、どこまで安全にできるかを吟味しながら治療を進めることが大切だと思います。

田中  現在、取り組まれていること、または、これから重視していきたいことについてお話ください。

篠原  私が最初に勤務した病院は小児歯科でした。患者さんのニーズに応えて行くうちに、インプラント治療にも取り組むようになりました。私が受講したのは、インプラント手術における死亡事故が起きた後のこと。ニュースを知り、「これで良いのか?」と考えさせられた時期と重なっていました。そういうところから入って行ったので、実際にさまざまな取り組みをされている先生方を見て、「こういう治療だったら良いんだな」と納得しました。私が重視していきたいのは、インプラント治療を行う際の患者さんの負担を考慮して、大きな外科処置をしないで、短い時間でインプラントを入れてあげる、ということです。

松永  CTとマイクロスコープ2台を導入しています。それから、情報に対しては、常に敏感でありたいと思っています。ここに出席されているのは皆勉強熱心な先生方ばかりなので、実は、ニューヨーク大学だけでなく、色々なセミナー、勉強会でお会いすることがあります。私にとって、こうしたところに同席させていただくことが大きな刺激になっています。治療の際に心がけているのは、それが歯科単位の治療なのか、口腔単位の治療なのか、それとも全身に関わる治療なのか、自分たちが社会の中で、どの部分の責任を負っているかを自覚して行う、ということです。

飯山  どんな名医でも「ひやり」とした経験を持っています。100%の成功を追求するためには、2〜3%の失敗に向き合うことが大切。私は全ての症例で写真を撮り、求められれば喜んでお見せします。嘘や隠し事はありません。失敗したら、「失敗した」と言います。技術のある人はいざというとき逃げません。プロに徹するということが大事だと思います。私は歯科医師が誉めるような歯科医師になりたい。そして、草加市でワールドスタンダードの歯科医療を提供します。

災害時における歯科医療の役割

田中  最後に災害時の役割について、ご意見を伺いたいと思います。

西川  診療所が被害に遭い、治療が中断するケースもあるでしょう。そうなったとしても、プロビジョナル(治療時に入れる仮の歯)がしっかりしていれば、患者さんは困らない。治療の過程において、咬合を確立しながら仕事を進めていくことが大切です。

篠原  普段の治療でも、その都度機能を獲得した状態を作ってあげるようにしなければなりませんね。

栗林  災害時には、皆さん眼鏡と入れ歯で困ると言われています。インプラントであれば、ケアは必要になりますが、危機的状況であっても自分でかむことができます。浦安にも被害が出ました。こうした状況下でも診察を続けること自体が社会貢献になるという意気込みで取り組んでいます。

佐藤  私は東北なので、同期や先輩が口腔ケアのために避難所に行っています。私の師匠は「患者さんが来ないなら、こちらから行け」と言っていました。こういうときだからこそ、訪問診療が大切だと思います。

鈴木  被災された方は、1日1回も歯を磨けないといった状況が当たり前だったと思います。誤嚥性肺炎や、急性発作が誘発される可能性があります。そういうときに、何かしてあげられないかと考えましたが、交通事情やガソリン不足などで、現地に向かうことすらままならない状況でした。

菅井  実際問題、被災された地域では治療云々よりも、ご遺体を一刻も早く御遺族にお返しできるかが使命になっています。それができるのは我々歯科医なんです。災害に備え、我々歯科医師はデータの管理を徹底することが求められていると思います。

田中  データベースを一元化できれば良いと思いますが、これは歯科医師だけでは解決できない問題ですね。さて、今回の座談会では、原点に返り、保守的な判断の再評価も含め、歯科医師の役割を問い直す意見が多く出されたのは興味深い点だったと思います。

【取材/斉藤 雅幸】

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【医院紹介】スタッフが安心して働ける環境づくり から、患者さんを笑顔で迎える姿勢が生まれます。 医療スタッフには報酬も含めてすべてをガラス張 りにと心がけています。徹底した透明化がスタッ フ、患者さんの笑顔につながると考えています。
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