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都道府県別に50音順 (法人名は除く病医院名)

東京都 荒川区

あまがい歯科

院長 天谷哲也

 TEL:03-5811-8115    詳細はこちら

東京都 大田区

石塚歯科医院

院長 石塚克巳

 TEL:03-3735-8543    詳細はこちら

神奈川県 横浜市鶴見区

セントラルデンタルケアクリニック

院長 高橋剛太

 TEL:045-508-0083    詳細はこちら

静岡県 浜松市東区

医療法人社団一会

ごとう歯科

院長 後藤浩

 TEL:053-432-1184    詳細はこちら

静岡県 浜松市北区

富田歯科医院

院長 富田文仁


 TEL:053-430-4618    詳細はこちら

愛知県 名古屋市中川区

佐藤歯科医院

院長 佐藤重孝


 TEL:052-361-1520    詳細はこちら

愛知県 名古屋市中村区

まつい歯科

院長 松井治

 TEL:052-486-7751    詳細はこちら

大阪府 池田市

亀山歯科医院

院長 亀山周郎

 TEL:072-751-0419    詳細はこちら

大阪府 枚方市

医療法人

河津歯科医院

院長 河津正文


 TEL:072-840-3114    詳細はこちら

広島県 広島市中区

本山歯科

院長 本山智得

 TEL:082-221-3746    詳細はこちら




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Q&Aでわかるいい歯医者2012
2011年07月15日 掲載

80歳になっても自分の歯を20本以上保とう、という8020運動にもみられるように、自分の歯を健康で長持ちさせることは、わたしたちの大きな願いでもある。そのためにかかせないのが、できるだけ歯を抜かずに長く機能させるための歯科保存治療だ。歯科保存治療と日本歯科保存学会の取り組みについて、同学会理事長の勝海一郎先生に特別寄稿をいただいた。

歯科保存治療とは

歯科保存治療は、文字通り、疾患(病気)に陥った歯を抜かずに治療して口の中に維持し、歯が長らくかめて機能することを目的として治療が行われます。しかし、う蝕(むし歯)などで歯肉(歯ぐき)の下まで崩壊している歯や、歯周病で歯を支える骨が過度に喪失している歯、歯の根が縦に割れている歯などでは、治療が行えず限界があります。

治療対象疾患と進行に合わせた治療

初期のう蝕(むし歯)

歯質が欠損する大きな原因は、細菌の侵襲によるう蝕です。初期には歯のミネラル分が失われる脱灰と沈着する再石灰化が繰り返され、歯が変色して気付くことがあります。口腔清掃状態の改善により、治療することなく元の状態に回復することもありますので、歯科医院で正しいブラッシング指導を受けてください。

う蝕を放置すると、歯の脱灰が進み、表層のエナメル質が崩壊して細菌は内部の象牙質に侵入します。この状態になると、冷たいものが短時間しみて、う蝕の存在に気付きます。この段階では、歯髄(歯の神経)は単に刺激に反応し痛みが起きているだけですので、欠損した歯質を治すだけで治療は簡単に終了します。現在では、歯をなるべく削らずに歯質と類似したプラスチック(コンポジットレジン)を接着し、元の歯と同じように治せます。

進行したう蝕

う蝕をさらに放置すると内部に進行し、歯髄は細菌の侵襲を受け炎症(歯髄炎)が起こります。この段階になると、歯は何もしなくても痛み(自発痛)が起こるようになりますが、まだ炎症が軽いうちは歯髄の炎症を回復させ歯質を修復して治療が終了します。

さらに、炎症が進行すると、強い拍動性の自発痛が起こり、痛みで夜も眠れない状態になります。この段階になると化膿した歯髄を除去する必要があり、歯の内部に穴を開けて歯髄を除去したのち、根管(神経が入った根の内部の管)に再び細菌が侵入しないようゴム状の物質で緊密に封鎖(根管充填)します。根管は細く鍾乳洞の洞窟のように複雑なため、この治療には高度な技術が必要です。

歯髄炎を放置すると、やがて歯髄は死に、痛みは消失しますが、放っておくと歯の内部で細菌が増殖し、細菌は根の尖端の小孔(神経が入ってくる穴)から外に漏れ、歯の根に病気(根尖性歯周炎)を起こします。歯科医院に行き、X線撮影を行うと根の尖端に透過像がみられ、「歯の根に病気がありますね」といわれる状態です。この状態になっても、歯の内部の感染した内容物を除去することにより病気を治せますが、治療は複雑で難しくなります。このため歯髄の除去を必要としない段階での受診をお勧めします。また、通常の歯の根の治療が困難な場合、歯によっては歯肉を切開して根を露出し、直接治療が行えます。このような細かい治療には、治療用の顕微鏡が威力を発揮します。

歯周病

歯と歯肉の隙間に汚物(プラークや歯石)がたまって周囲の組織に炎症が起こり、歯を支える骨が喪失するのが歯周病です。まずは、口の中の正しい清掃法を習得し、歯に付着した歯石を除去して、必要に応じ歯周手術を受けることにより病状は改善します。

三分野の治療

以上のように、歯科保存治療は、歯質が欠損した場合に人工材料により欠損部を補い修復する「保存修復」、歯の内部の歯髄に炎症が起きた歯や根に病気ができた歯を治療する「歯内療法」、歯を支える歯周組織(歯ぐきや歯槽骨)に炎症が起きた歯を治療する「歯周療法」の三分野に分けられ、治療、研究、教育が行われています。

日本歯科保存学会の取り組み

日本歯科保存学会では、前述した疾患などに対する治療のために、専門医制度を設け、歯科保存学の専門的知識と臨床技能を有する専門医を養成し、医療水準の向上を図っています。専門医試験では、「保存修復」「歯内療法」「歯周療法」に関する高度な知識、治療技術について筆記・症例試験が行われ、その後、5年ごとに適性が審査されます。歯内療法や歯周病の専門医もいますが、歯科保存治療を専門とする歯科医師は常に幅広く歯の保存を心がけています。

社会の変化で求められる治療

口腔衛生教育の普及によりう蝕や歯周病は減少し、疾病構造も変化しています。炭酸飲料や酸性食物の摂取による酸蝕症とそれに伴う歯の知覚過敏、外傷による歯の破折や脱臼歯(抜け落ちた歯)の治療などが相対的に増えています。日本は高齢者の増加が顕著ですが、高齢者の歯は内部が石灰化し歯内療法は難しくなります。歯を残したいという患者さんの要望により再治療が増えていますが、再治療歯はさまざまな理由で治療が困難なことがあります。

そうした中、歯科保存治療を専門とする歯科医師は歯の保存のための対応を広範に行っています。また治療の精度を上げるための特殊な顕微鏡やレーザーによる治療など、常に最新の知識、技術の習得に努めており、歯の保存のための総合的なスペシャリストとして、患者さんの要望に応えるよう尽力しています。

【特別寄稿】

勝海 一郎(かつみ いちろう)

日本歯科保存学会理事長

1974年、日本歯科大学歯学部卒業。
78年、同大学大学院歯学研究科歯科保存学修了。歯学博士。
95年から同大学生命歯学部教授


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