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初めてのたまごクラブ
2011年09月15日 掲載

妊娠や出産はもちろん、女性の健康を生涯にわたってサポートする産婦人科。安心して元気な赤ちゃんを産むためには、まず信頼できる医師に出会うことがその第一歩です。

医師との信頼関係が安全なお産につながる

産婦人科は「産科」と「婦人科」に分かれます。産科は妊娠から出産、産褥までの出産に関する医療を担い、婦人科は妊娠・出産以外の女性特有の病気を中心に、女性の健康全般をサポートする医療を提供します。つまり、生涯を通じて女性の健康に大きく関わってくるのが産婦人科なのです。そのため、信頼できる医師との出会いがとても重要になってくるのではないでしょうか。

女性にとって、妊娠・出産は人生において非常に大きな節目となる出来事です。妊娠をした女性は「母になる」という、今までに感じたことのない幸福感に包まれる一方で、体の変化やつわりなどによる不調に悩まされ、お産に対して不安やとまどいを覚えることも多いでしょう。そんな時は、主治医に相談してアドバイスをもらうと良いでしょう。産婦人科の医師は、女性の体や疾患に関しては幅広い知識を持っているので、気になる点や悩みがある場合は積極的に相談し、やがて迎えるお産に備えたいものです。

また、近年、過酷な労働環境や報酬の低さ、医療訴訟の多さなどから、産婦人科に携わる医師が減少している傾向にあります。そんな厳しい現状の中で従事している産婦人科の医師たちは、高い使命感を持って生命の誕生の現場に携わっているといえます。中でも、専門的な知識を兼ね備え、日本産科婦人科学会の厳しい審査に合格した産婦人科専門医なら、これからお産を迎えるお母さんたちの心強い味方となってくれることでしょう。

日本産婦人科学会認定の「産婦人科専門医」とは?

幅広い医学知識と十分な臨床経験を持ち、厳格な審査を経て日本産科婦人科学会から認定された医師を産婦人科専門医といいます。専門医には、同学会の通算5年以上の会員であること、学会が指定する病院で5年以上産婦人科の臨床を研修していること、さらに学会が実施している専門医認定試験(筆記および面接試験)に合格することが条件として挙げられます。つまり、産科・婦人科の医療全般における専門的な知識とそれを生かした豊富な経験と高い技術を兼ね備えた医師が、専門医として認められているといえるでしょう。

また、この資格には有効期間があり、こうした厳しい審査を経て認められたとしても、5年ごとに資格の更新をしなければなりません。更新するためには、期間中に学会が主催する学術集会や研修プログラムへの参加、論文発表などによって学会の定める単位を取得し、再び審査を受ける必要があります。

このように何段階もの厳格な審査を経て認定され、さらに資格の更新が必要な産婦人科専門医は、広い知識と高い水準の技能を保つため、日々研鑚を積み重ねているのです。

周産期を産婦人科医とともに歩む

妊娠22週目から出生後7日目までの期間を「周産期」といいます。産婦人科医はこの期間、お母さんの体と赤ちゃんの成長を見守りながら、医療の面からさまざまな手助けをしていきます。妊娠中は定期妊婦健診を通して、母子の健康状態をチェックします。健診の回数は、医療機関や母子の状態などによって多少の違いがありますが、平均的な妊婦健診の場合は次のようになります。

◆妊娠初期(妊娠11週目まで)
・4週間または2週間に1回
◆妊娠中期(妊娠12〜23週目まで)
・4週間に1回
◆妊娠後期(妊娠24〜35週目まで)
・2週間に1回
◆臨月(妊娠36週目以降)
・1週間に1回

妊婦健診では、胎児の発育状況を確認する超音波検査や、必要に応じて胎児の先天異常を発見する羊水検査を行います。もし疾患が見つかった場合は早期に治療を行うなど、出来る限り安全なお産となるように、医療の面から全力でサポートしていくのです。もちろん、出血や下腹部痛など、体に何らかの異常があったときは、定期健診以外でもすぐに産婦人科を受診してください。

何ごともなく健康なお産を迎えられることが理想ですが、何か起きたときもあわてず、すぐに相談できる信頼関係を主治医と日頃から築いていることが大切です。そのためにも、定期的な健診を通して、常に自分の体とおなかの赤ちゃんの状態を診てもらいながら、医師とのコミュニケーションを深めていきましょう。

妊娠中に起こりやすい病気とは?

妊娠中の女性の体は非常にデリケートだといわれていますが、特に注意したいのが妊婦特有の病気です。

妊娠中に起こりやすい病気としては、羊水量が100ml以下と異常に少なく、胎児の発育不全につながることもある羊水過少症があります。これに対して、羊水の量が800mlを超える羊水過多症は、胎児の体の向きが安定しないことなどから、逆子の原因となったり、早産になる可能性もあるといわれています。

母体が、妊娠に対してうまく適応できない状態のことを指し、妊娠後半期に起こりやすいといわれる妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)にも注意が必要です。症状は主に妊婦の高血圧やたんぱく尿で、時にはむくみを伴うこともあります。悪化すると、首位胎盤早期剥離を起こして早産や胎児死亡の原因となったり、子癇といって母体が突然けいれんを起こして昏睡状態になるなど、母体の生命をもおびやかすようになります。

このような危険を未然に防ぐためにも、妊娠中は気になる症状があったら早めに産婦人科を受診し、異常や疾患などの早期発見を心がけましょう。

産後も医師のサポートで健康を守る

産婦人科では、出産後もお母さんの体のケアから育児までアドバイスし、母子の健康のために手助けをしていきます。出産を終えた女性の体は、すぐには元に戻りません。出産によってホルモンバランスが乱れていれば、なおさらです。わからないことや不安な点があれば、出産後も医師や看護師、助産師さんたちに相談して力を借りましょう。例えば、乳腺炎にならないためにはどんなことに気を付けたらよいか、出産による骨盤の緩みで、将来的に骨盤臓器脱にならないためにはどういったケアをしたらよいかなど、少しずつ先を見据えたアドバイスをしてもらいながら、上手に回復をしていきたいものです。

また、出産の前後に限らず、女性の体は、加齢やホルモンバランスの変化とともにどんどん変わっていきます。やがて訪れる更年期や老年期においても、産婦人科医・産婦人科専門医は、女性のヘルスケアを見守り、サポートしてくれる心強い存在となるでしょう。

【文/澤口 佳世】


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