専門医ナビ
我が国の小児医療の現状と課題
医療コラム 2006年5月9日 更新
我が国の小児医療の現状と課題
医療シリーズ 安心・信頼できる病院選び 病理専門医制度特集

がんなど悪性疾患には、それぞれ個性があり、病理医がその克服に全力を上げている。
今回の「専門医」シリーズは、(社)日本病理学会の専門医を特集する。

病理専門医 - 医療の質の向上のための役割 -
森 茂郎(もりしげお)/社団法人日本病理学会 理事長

病理専門医は、患者さんの前に姿を見せることはごくまれですが、病院の中で行われる医療の質的向上のために不可欠な役割を担っています。病理専門医は病院の病理検査室で、患者さんから採取された病変組織の解析を受け持ち、最終的な診断を行います。

また不幸にしてなくなられた患者さんについて、剖検(解剖)をさせていただくことによって、患者さんに生じていた病変の性質を明らかにし、また医療が適切になされたかどうかの検証を行います。もちろん解剖の目的は、そこで得た知識を次の患者さんの治療に生かすことです。病理機能が病院が質の高い医療を行ううえで欠かすことの出来ない機能であることをご理解いただければ幸いです。

病理専門医が担う役割の重要性については、病院の医療内容の評価をしている日本医療機能評価機構が、病理機能を評価点として重視されていること、また常勤病理医のいる病院には国から財務的支援がなされていることなどに端的に示されています。病理機能が病院の格付け「医療の質の担保」のうえで重視されているわけです。
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