破裂脳動脈瘤に対しては、開頭手術によるネッククリッピング術も行われているが、どちらの治療も可能な破裂脳動脈瘤に関しては、1年後の患者さんの予後はコイル塞栓術で治療を受けた患者さんの方が良好であると報告されている。しかし、日本国内においては脳動脈瘤塞栓術が施行される割合は20%前後で、ヨーロッパの70%、米国の50%と比べて著しく低い。この理由としては、欧米で使用可能なデバイス(各種コイル、動脈瘤用ステント)の導入の遅れ、専門医、指導医(後述)の地域格差などが考えられている。
また、頚動脈用ステントも、手術高危険群の患者における無作為振り分け試験で手術に比してステント治療の優位性が証明され、昨年度米国で保険承認されたが、国内ではまだ承認されていない。ただ、これらのデバイスも国内で早晩、使用可能となるので、脳神経血管内治療の脳卒中治療に果たす役割はますます重要になってくると思われる。 |