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我が国の小児医療の現状と課題
脳卒中患者を救う最新治療 進化する脳血管内手術特集 〜更なる患者のQOL向上のために〜

患者に負担の少ない低侵襲性手術
村山 雄一 / 東京慈恵医科大学 脳神経外科 教授
脳血管内治療が果たすべき役割

脳卒中は日本人の死因の第3位、罹患率第1位の国民病です。欧米では各都市に脳卒中を専門に治療する脳卒中センターが設置され脳梗塞(こうそく)やくも膜下出血などの脳血管障害を集中的に治療しています。

近年欧米を中心に脳卒中センターが普及した最大の理由は極細のカテーテルを使った脳血管内手術の発展によるところが大きく、特にくも膜下出血の原因となる脳動脈瘤に対し、柔軟なGDCというプラチナコイルによる塞栓術が1990年カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で開発されて以来、脳動脈瘤の治療は切らずに治せる時代になりました。

治療は大腿部の動脈にカテーテルを挿入しレントゲンを見ながら瘤の中まで進めてゆきます。瘤の中にGDCコイルを慎重に挿入し、うまく収まったらコイルを切り離します。瘤が完全にコイル充填されるまで数本のコイルを挿入して手術を終了します。この手術法では腿の血管に針を刺すだけで治療することができ、患者さんにとって負担が軽い治療といえます。

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