コイルの開発から15年と歴史の浅い治療法ですが血管内治療は脳血管撮影装置などの画像診断システムの発展と柔軟で極細のカテーテルなどの新しい医療材料の開発により、安全性が格段に進歩しています。
最新の画像診断装置はコンピュータ技術の目覚ましい進歩により現在では瘤の形や大きさを3次元的に正確に評価することが可能となり、以前では治療できなかったような複雑な動脈瘤も治療できるようになってきました。また欧米では再生医療技術を応用したより根治性の高い生体反応性を有する新しいコイルが臨床応用され良好な成績を収めており、本邦での認可が待たれます。
このようなコンピュータ制御された最新画像機器やカテーテル、新型塞栓用コイルといった医療材料の進歩が現代の脳血管内治療の進歩を支えているのは疑いありません。しかし最終的にはこうした最新医療機器を的確に正しく操作できる専門の知識をもった医師の技術が安全な治療を行う上で不可欠です。
日本脳神経血管内治療学会では学問的知識を問うだけでなく治療技術的能力も問う専門医試験を行っていますので脳動脈瘤などの脳血管障害が疑われるかたは専門医に相談してはいかがでしょうか。 |