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我が国の小児医療の現状と課題
医療シリーズ 中高年の気になる病気 放っておくと危険 睡眠時無呼吸症候群 特集 - 内科・耳鼻咽喉科・歯科 -

中枢型の歯科治療

ブラキシズムの発生する原因
歯ぎしりや強いかみしめであるブラキシズムは、健康な人でも睡眠中に相当量起こしているが、こうしたブラキシズムが病的なレベルにまで進行する大きな原因として精神的ストレスを中心とする情緒的問題(中枢性因子)と咬合(末梢性因子)とが挙げられる。

情緒的問題が、ブラキシズムにどの程度影響するか調べた臨床実験では、情緒的問題によるブラキシズムは長続きせず、一過性のものであることがわかっている。一方、咬合との関係について実験した小林教授の研究では、健康な若い人に、わずか0・1ミリの干渉物を下あごの第一大臼歯に入れてかみ合わせを変化させたところ、下あごが即日移動し、それに伴って咀嚼筋が強度に緊張して中枢に興奮を起こし、そのことがブラキシズムを連続的、持続的に増大させることがわかった。そして、このブラキシズムの増大が顎関節症と同じような障害だけでなく、自律神経障害や睡眠障害を引き起こす大きな要因になっていることが解明され、微細な咬合の不良がブラキシズムを増大させ、睡眠時の無呼吸の発生頻度を著しく増加させることが科学的に証明されたのだという。

ブラキシズムの治療法
ブラキシズムの治療にこれまで有効性が報告されている療法として、咬合治療・スプリント療法、自己暗示療法、薬物療法、バイオフィードバック療法、行動療法などがある。このうち、咬合治療はマウスピース型のスプリント療法や抗うつ剤など薬物療法等によってブラキシズムが健康なレベルにまで治まらないとできないという。また、スプリント療法はバイオフィードバック療法などと比べるとブラキシズムを質的に改善させることがわかっているという。

患者自身が行う自己暗示療法もブラキシズムの改善に結構効果があると小林教授は言う。
「寝る前に、歯ぎしりや噛みしめをしたらすぐ目を覚ます、唇を閉じて上下あごの歯を少し離して寝る、などの言葉を繰り返し唱えて自己暗示をかける。また昼間は、目につきやすい仕事場のデスクなどに、歯を噛みしめたらあごの力を抜いてリラックスする、などと書いたステッカーを貼っておくことも自己暗示につながります」
 いずれにしても睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、患者のQOL(生活の質)を下げるだけでなく、脳疾患や心疾患など重大な病気の原因となり、死亡事故など家族や周りの人を危険にさらすことが、報告されている。

SAS治療には様々な治療がある。患者のライフスタイルや、勤務条件に合った治療法を選択することが、より高い治療効果を生む。
(小林教授への取材 この項まで)

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