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医療シリーズ 中高年の気になる病気 放っておくと危険 睡眠時無呼吸症候群 特集 - 内科・耳鼻咽喉科・歯科 -

知っておきたい歯科知識 噛み合わせ不良が引き起こす様々な病気
口のかみ合わせ不良は、睡眠障害やSASの原因になっているだけでなく頭痛、肩こり、めまいなどのほか神経障害、血流障害から手足の麻痺、しびれ、脳卒中や心臓病など重大な病気を引き起こす。また脊柱湾曲(せきちゅうわんきょく)症の潜在的な病気の原因にもなる。かみ合わせは、これだけ人の体に密接に関わった大事な機能だ。このため歯科治療では、かみ合わせに細心の注意を払いながら治療を進める。

かみ合わせの機能を説明すると、人の口は、上あご・下あご・左右の顎(がく)関節の動き、それに上下の歯の接触具合などによって正常か異常かが診断される。例えば、上下の全ての歯が最大に接触し、その位置でかみ合わせが安定(平面咬合)すれば下あごも正常に動く。

また顎関節には関節円板と呼ばれる軟骨がある。この関節円板にはクッションの働きがあり、柔軟に動かすことができる。

この関節円板が顎関節や咀嚼筋(そしゃくきん)群のストレスを吸収する役割を担っている。ところが、下あごの位置がずれるとかみ合わせが悪くなり関節円板も変形し破れたりする。この状態を長期間放置すると骨が変形し、頸椎(けいつい)にも異常をきたす。

人の頭は4〜5キログラムといわれるが、これを支える首には、後ろにしか筋肉がなく、あごや歯に異常があるとこの首の筋肉やここを通っている神経にダメージを与える。つまりかみ合わせのバランスの崩れは顎関節に必要以上に力がかかり、前述のような様々な病気の原因になるだけでなく精神的な異常や性格までも変えてしまうことがあると指摘されている。健康な生活を送るには正しいかみ合わせが不可欠であり、このかみ合わせなどを診断・治療してくれる歯科医をかかりつけ医に持つことが長寿にもつながる。
(文責 医学ジャーナリスト松井宏夫)
 
日本咀嚼学会
ホームページ http://wwwsoc.nii.ac.jp/sosyaku/

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