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医療コラム 2006年11月1日 更新

がん克服特集 がんを見つける内視鏡検査最新情報 『苦痛の少ない 軽微内視鏡の登場』

がんを早期発見して完治率を高めようと診療側と光学医療機器メーカーが一体となって精度の高い検査システムの確立に全力をあげている。今回は、患者にやさしい経鼻(けいび)内視鏡の登場など高度化する内視鏡検査の最新情報を提供する。がん克服は着実に前進している。内視鏡検査による早期発見が命を救う。

協力 河野 辰幸 東京医科歯科大学付属病院 食道・胃外科 診療科長
レントゲン・バリウム検査では真の早期がんは見つからない

東京・町田市に住む会社役員(52歳)の男性から次のような
お便りをいただいた。

「毎年会社で行っている春秋2回の定期健診を欠かさず受診していました。特に胃腸が弱かったのでバリウム検査は、同僚の中には敬遠する人もいましたが、私は積極的に診てもらっていました。

ところが去年秋の健診の後、胃がむかむかして、みぞおち辺りに痛みを感じるようになったため、近くの専門クリニックで内視鏡検査を受けたところ、食道と胃を結ぶ噴門部にがんがあると告げられ、頭が真っ白になるくらい大変なショックを受けました。

幸い早期のがんということで、内視鏡手術で済み、現在は経過観察中です。この時、がんは内視鏡検査でないと発見できないことを初めて知りました。私のように会社の健診で安心している人が他にも大勢いるのではないでしょうか。健診には内視鏡検査が不可欠だということを医療特集でキャンペーンしてください」

通常の健診では早期がんは見つからないのか、国立大学法人東京医科歯科大学附属病院食道・胃外科診療科長で消化器系がん治療に豊富な臨床実績を持つ河野辰幸先生に話を聞いた。

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