専門医ナビ


最新医療 未来の医療を探る 緑内障治療 〜 目の総合健診で早期発見を 〜

17人に1人が緑内障患者

緑内障は糖尿病網膜症に次いで中途失明原因の第2位に上げられている。厚生労働省が調査した平成14年の患者調査でも2000人余の人が緑内障で失明している。特に北澤先生の話のように我が国ではほとんど症状のない正常眼圧緑内障患者が多い。
日本緑内障学会が岐阜県多治見市で40歳以上の住民3021人を対象に無作為抽出で行った大規模疫学調査(平成12年〜14年)によると、全受診者の5・78%に当る174人、約17人に1人が緑内障にかかっており、更に28人に1人が正常眼圧緑内障であることが分かった。

それまでの調査では、緑内障患者は30人に1人程度とみられていたことから、この大規模疫学調査の結果は緑内障患者が確実に増えていることを明らかにした(現在沖縄県で第2次の大規模疫学調査が行われている)。

このデータを元に推計すると国内での緑内障患者は390万人、また正常眼圧緑内障は143万人に上る。

強い近視の人は要注意

緑内障はどんな人がかかりやすいか北澤先生に説明してもらった。

「日本人に多い正常眼圧緑内障は、統計的に見て男性より女性に罹患率が高いことが分かっています。また緑内障の発症リスクとして血縁者に緑内障の患者がいる。強い近視がある人。慢性的な頭痛がある人。血圧が低い人。冷え性の人。やせ型などの人が上げられています。

一人ひとりを見ますと視神経が頑丈な人と弱い人がいますが、こうしたリスクを持っていると緑内障発症の危険率が高くなると言われています。これまでの調査で40歳を過ぎる頃から緑内障にかかる人が多いことも分かっています。ですから40歳を目安にこうした発症リスクを持っている人は、年に1回は、目の総合健診を受けておくことが賢明です」

PAGE 3/  次のページへ→
→医療コラム バックナンバーへ



→利用規約 |  →お問い合わせ →トップページへ戻る
株式会社医療新聞社
有限会社ナショナルビジネスブレイン
Copyright (C) Medical Media Corporation. All Rights Reserved.