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医療コラム 2007年4月3日 更新

最新医療 未来の医療を探る インプラント治療 〜先進展開するインプラント治療〜

失った歯を取り戻し、長期間にわたって安定した咀嚼(そしゃく)機能を回復することができるインプラント治療が世界的に注目を集めている。シリーズ最新医療「未来の医療を探る」今回は臨床現場におけるインプラント治療の現状と今後の展望について、(社)日本口腔インプラント学会の川添堯彬理事長に聞いた。
監修: 松井 宏夫
医学ジャーナリスト

国民・社会の信頼を得て最高の歯科治療を提供

社団法人 日本口腔インプラント学会 理事長 川添 たかよし
日本口腔インプラント学会とは

日本歯周病学会、日本補綴歯科学会、日本口腔外科学会など19の団体があります。このうち(社)口腔インプラント学会は、永久歯をなくした患者さんに、究極の人工歯といわれているインプラントを使って最高の歯科治療を提供しようというインプラント治療を専門に研究し、新しい治療技術を開発している唯一の学術団体です。日本口腔インプラント学会は、日本歯科インプラント学会と日本デンタルインプラント研究学会が合同して1986年に設立され、すでに20年の歴史があります。また学会加盟の会員も年々増え続け、約6300人(2005年8月現在)と歯科系医学団体の中でも組織の極めて大きい学会に成長しております。

厚生労働省や日本歯科医師会、日本歯科医学会では国民の健康長寿を実現するため、80歳になっても自分の歯を20本残そうという「8020運動」を展開しています。しかし、不幸にして永久歯を失くしてもこのインプラント治療では、咀嚼力や食感など歯の機能をほぼ回復出来ます。このため学会では、国民の皆さんにインプラント歯科治療の効果性を知っていただき、利用されるよう治療技術の向上と普及に全力を上げて取り組んでいます。

特に治療技術の向上につきましては、患者さんの信頼を確立するため、EBM(エビデンス・科学的根拠)に基づく治療の実施とどのような患者さんにインプラント治療を勧めるか、統一的な診療ガイドライン(診療指針)や評価基準、それに倫理規定などを制定するよう進めています。また会員の研修制度の充実を図り、更に安全で質の高いインプラント治療を提供していくとともに、今後関係機関にも保険適用となるよう働きかけも強化してまいります。

今、歯科治療におきましても患者さんの状態や年齢などに応じたPOS(患者本位)医療の実現が強く求められています。口腔インプラント治療は、患者さん一人ひとりに合った最高のインプラント治療が可能になりました。永久歯を失いお悩みの患者さんには是非インプラント治療に実績のある病院・クリニックでご相談していただければ必ず悩みが解決されると確信しています。

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