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最新医療 未来の医療を探る インプラント治療

健康寿命の礎を築くために口腔と全身のQOLを更に改善

進歩した最近のインプラント治療技術

インプラント治療の診断には、エックス線検査、診断模型検査、血液・尿の生化学検査、全身疾患検査など多くの検査がありますが、最近進歩の目覚しいのがエックス線CT検査です。特に重要な骨量、骨質を定量的かつ三次元的に計測でき、インプラント体の太さ・長さ・植立方向を画像上で決定し口腔内へ移すことができる機器も開発され実用化されています。

従来、骨量不足は禁忌症とされ、インプラント治療の泣き所の一つでしたが、最近では、的確な三次元的骨量診断に基づいて、必要な部位へ必要量を骨増生する新技術が開発されています。また、上部構造には従来、金合金または他の金属を多用してきましたが、最近での審美性に対する強い希求から、ポーセレン全部被覆冠や金属を全く使わないオールセラミッククラウンが実用に登場しています。

美容的外観・審美性願望の傾向は単に上部構造だけでなく、インプラント体とクラウンの連結部(アバットメントと呼ぶ)にも金属を使わずにアルミナやジルコニアなどの白い色の材料を使う傾向にあります。更に歯肉組織を歯間乳頭として歯間のすきまへ誘導する小手術で、歯と歯の間に生じた不快で醜い外観の改善を図る新技術(ティッシュマネージメントと呼ぶ)も進歩しています。

インプラント治療で最も長く続く苦痛は、インプラント体の植立手術後、4カ月から6カ月の間、生体内で骨とインプラント体界面が強固に骨結合を果たすまで待たなければなりません。その間大きな面積の床義歯を装着して、咀嚼・発語・嚥下(えんか)の困難さという低いQOL(生活の質)の生活に耐えなければなりませんでした。QOL向上の立場から、この苦痛から開放されるために、最近では一次手術後すぐに食事摂取を可能にする「即時負荷法」や約1カ月後に食事摂取を可能にする「早期負荷法」が試みられています。

治療費用について

インプラント治療は、健康保険の適用ができない種類であるので、患者さんとの面接、検査後の治療計画説明時に、治療範囲・治療期間・インプラントシステムの名称・上部構造の材料など治療内容とともに費用と支払い計画について十分に話し合っておくことが大切になります。
料金基準については各歯科医院ごとの料金表、大学病院、国公立病院歯科口腔外科ごとの料金表がありますので、それについて説明を十分に受けて話し合ってください。

【この項特別寄稿】

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