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“最先端の医療”に迫る サイバーナイフ 患部を追跡して狙い撃つ低侵襲治療

産業ロボットにリニアックを搭載、自由な方向から照射

図1

図2
サイバーナイフ(図1)はスタンフォード大学脳外科のアドラー教授が考案した新しい放射線治療装置である。産業用ロボットに小型のリニアック(直線加速器)を搭載し、巡航ミサイルの位置認識システムと同様のシステムを内蔵し、患者さんの動きに対応できる放射線治療装置である。

通常の放射線治療に使うリニアックは大型であり、1点(アイソセンタと呼ぶ)を中心とした回転運動しかできない。このため患者さんの位置を変えていろいろな方向から照射を行っても、同じ線量で囲まれる面(線量分布)は球状となる。

フットボールのような形の病巣に対しては照射できない部分ができるため、別の位置に回転中心を移動させて照射を行うことで対応している。ガンマナイフでは、通常、複数のアイソセンタで治療を行っており、自動的に中心位置が移動する新しいタイプもある。

サイバーナイフは、ロボットにリニアックが搭載されているため、自由な位置から自由な方向への放射線の照射が可能で、図2に示すように不整形の腫瘍に対しても腫瘍の形に一致した線量分布となっている。

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