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医療コラム 2007年8月1日 更新

最新医療 未来の医療を探る 手の外科治療 〜手の繊細な構造と機能を把握した専門治療〜

日本手の外科学会 理事長 中村蓼吾(なかむらりょうご)

 病因・病型に基づく治療法確立で前進

一般的に小学校入学後も夜尿を持続している場合を夜尿症と言います。

この20年来、夜尿症の研究は、目覚ましい進歩がみられ、従来の心因論から、睡眠時の排尿抑制機構、睡眠時の多尿へのアプローチが主流となり、その病因、病型に基づいた治療法が確立されつつあります。

また、夜尿の自立には、遺伝的影響が強く、夜尿症児の約80%に親族内での夜尿の既往があり、成育歴、生活環境、心理的要因、人間関係の影響は少ないと考えられています。

残念ながら、こうした夜尿症研究の成果は、広く認識されているとは言い難く、夜尿症の家族の多くは、様々な不安を持ちながら生活しているようです。




夜尿症の病型は、尿量の多い多尿型、膀胱の貯めが悪い膀胱型、いずれも見られる混合型に分けられます。

夜尿症の治療は、病型にあった対処が必要となります。多尿型では塩分摂取、就寝前の飲水のコントロールを行い、治りの悪い場合には抗利尿ホルモン剤の点鼻が有効です。

膀胱型では排尿を我慢することを行い、治りの悪い場合には内服薬が有効なことがあります。膀胱型では睡眠時の排尿抑制を高めるためにアラーム療法、低周波療法なども行うことがあります。




これらの治療は短期的効果の見られるものは一部ですが、長期的な夜尿の改善には有効であると確認されており、小学校2―3年生になっても、一般的な注意で夜尿が改善しない場合には、ちゅうちょせず専門医療機関を受診することをお勧めします。



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