コンタクトレンズ(以下CL)装用者の数は今や約1500万人以上とも言われています。様々な種類の使い捨てCLが登場したことやCLのケア用品が充実して入手が以前よりも簡単になったこと、更にインターネットの普及やCL量販店の増加により、眼科の診察を受けずに簡単にしかも安くCLが手に入るようになったことなどがその背景にあると思われます。
CL人口の増加に伴い、大きな問題となっているのがCLによる眼障害の増加です。CL装用者の約10人に1人の割合で眼障害が発生しているのです。CLによる眼障害が起こる原因には、装用者側の問題と処方・販売する側の問題とがあります。装用者側の問題としては、定期検査が不十分、CLを正しく装用・ケアしていないなどが挙げられます。
一方、処方・販売する側の問題点としては、CLに関する専門知識を持たない無資格者や眼科専門でない医師による処方が行われていることなどが挙げられます。従って、眼科専門医でCLの処方や定期検査を受けないと、CLによる眼障害を早期発見・早期治療できないのです。
2005年4月に薬事法が改正され、CLは人体へのリスクが比較的高いものとして「高度管理医療機器」に分類されました。CLを安全に使用して眼障害を起こさないためには、専門の知識を持った眼科専門医による診察・処方・処方後のケアを適切に受け、眼に異常がなくても3カ月ごとに定期検査を受けることが必要です。 |